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J-GLOBAL ID:200903004394540090

能動型動吸振器の制御方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 中島 淳 (外2名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1993153770
Publication number (International publication number):1995011810
Application date: Jun. 24, 1993
Publication date: Jan. 13, 1995
Summary:
【要約】【目的】 制振効果を犠牲にすることなく、風応答制振時におけるAMDの制御力あるいはストロークの過大化を効果的に抑制する。【構成】 動吸振器のストロークの共振曲線(図2(b)),制御力の共振曲線(図2(c))において振幅が0となる反曲点を出現させるので、この反曲点の出現する振動数位置では動吸振器が全く反応しないようにすることができ、また、この反曲点は任意の振動数位置に設定可能である。一方反曲点以外の位置では、動吸振器が反応する。従って、風力スペクトルのピーク振動数と反曲点が出現する振動数とを一致させることにより、動吸振器の制御対象である建物の固有振動に伴う変形に対しては制振効果が十分に発揮され、制御不能な風外力の低振動数成分に起因する建物の強制的な変形に対しては動吸振器が反応しないようにすることが可能となる。
Claim (excerpt):
主振動系の振動方向に移動可能な付加マスにアクチュエータを介して制御力を加え、前記付加マスの運動を制御して主振動系の振動を強制的に抑制する能動型動吸振器の制御方法であって、前記主振動系の加速度、変位のみをフィードバック状態量とする制御力の算出式を定義し、前記制御力を加えた場合の前記主振動系及び能動型動吸振器の運動方程式及びその定常応答解を求め、前記主振動系と能動型動吸振器との質量比、前記主振動系の最大共振点の振幅値、及び加速度のフィードバックゲイン又は変位のフィードバックゲインの内のいずれか一方を与条件として、前記主振動系の減衰率をゼロと仮定した場合の主振動系の変位の共振曲線に基づいて所定の手法により前記能動型動吸振器の主振動系に対する振動数比、前記能動型動吸振器の減衰率及び変位フィードバックゲイン又は加速度フィードバックゲインの内のいずれか他方の最適化を行い、しかる後、前記能動型動吸振器のストロークの共振曲線及び制御力の共振曲線に振幅がゼロとなる反曲点が出現するように、与条件としての前記一方のフィードバックゲインの値及びこれに対応する他方のフィードバックゲインの最適値を定めると共に、これらの値及び前記制御力の算出式を用いて制御力を決定することを特徴とする能動型動吸振器の制御方法。
IPC (2):
E04H 9/02 341 ,  F16F 15/02

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