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J-GLOBAL ID:200903005207678250

燃料ガスの製造法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 矢野 敏雄 (外3名)
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):1995520957
Publication number (International publication number):1997508663
Application date: Feb. 08, 1995
Publication date: Sep. 02, 1997
Summary:
【要約】炭から塵芥までの水を含有する有機物質およびバラストを含有する有機物質から、ガス化によって燃料をガスを製造するための方法。本発明によれば、処理工程、乾燥、低温乾留およびガス化は、互いに別個に実現され、この場合、吸熱的処理工程、乾燥および低温乾留に、ガス冷却が進行するにつれて、ガス化ガスから取り出される熱が供給される。低温乾留ガスは、溶融室炉中で、空気および/または酸素または酸素を含有する排ガスを用いて、液状スラグを排出しながら燃焼され、他方、低温乾留コークスは、溶融室炉を離れる1200〜2000°Cの熱い燃焼ガスの中に吹き込まれる。この場合に進行する吸熱的に一酸化炭素および水素を形成する反応は、ガス化温度を800〜900°Cに低下させる。必要ではないかまたは不十分な反応能の炭素は、ガス化ガスから除去され、溶融室炉に供給され、かつ完全に燃焼される。本発明の利点は、灰が溶離固着した構成物質粒状物に変換すること、タールを含有しない燃料ガスの製造および逃出流ガス化法と比べて著しく減少された酸素消費量にある。
Claim (excerpt):
公知の処理工程、乾燥、低温乾留およびガス化を用いて、有機物質、殊に、水を含有する有機物質およびバラストを含有する有機物質、例えば炭、汚泥、塵芥、木材および別のバイオマスから燃料ガスを製造するための方法において、第一の処理工程で、1〜50バールの圧力下で、バラストの豊富な有機物質を、物理的エンタルピーの直接的供給および間接的供給によって乾燥させ、350〜500°Cで低温乾留させ、これにより、液状炭化水素および水蒸気を含有する低温乾留ガスおよび無機含量とともに主として炭素を含有するコークスに熱分解し、第二の処理工程で、低温乾留ガスが、有機物質の無機含量の融点を上回る温度で、空気および/または酸素、酸素を含有する排ガスを用いて、例えばガスタービンまたは内燃機関から、有利に1200〜2000°Cで、溶融液の無機含量を分離しながら燃焼させて燃焼ガスにし、第三の処理工程で、第二の処理工程からの燃焼ガスをガス化ガスに変え、かつ第一の処理工程からの低温乾留コークスを、場合によっては粉砕して燃焼ダストにし、1200〜2000°Cの熱い燃焼ガスの中に吹き込み、二酸化炭素が部分的に一酸化炭素に熱を消費しながら還元され、かつ水蒸気が部分的に水素に熱を消費しながら還元されることによってガス温度を800〜900°Cに低下させ、第四の処理工程で、第三の処理工程からのガス化ガスを、場合によっては間接冷却および/または直接冷却後に、燃料ガスを除塵および化学的に精製しかつこの場合に生じる、なお炭素を含有するダストを、第二の処理工程における低温乾留ガスの燃焼に供給することによって燃料ガスに後処理することを特徴とする、有機物質からの燃料ガスの製造法。

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