Pat
J-GLOBAL ID:200903005579566210

陽イオン性熱硬化性樹脂水溶液の製造方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 野崎 銕也
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1992184689
Publication number (International publication number):1994001842
Application date: Jun. 19, 1992
Publication date: Jan. 11, 1994
Summary:
【要約】【構成】 脂肪族二塩基性カルボン酸またはその誘導体とポリアルキレンポリアミンを加熱縮合させてポリアミドポリアミンを合成し、次いで該ポリアミドポリアミンとエピハロヒドリンを20〜40°Cで反応させ、エピハロヒドリンの残存量が反応液の固形分当たり1.0%以下になった時に、塩基性物質を加えて反応を継続した後、酸および水を加えて55〜75°Cに保ち、得られた反応生成物の固形分が20〜40%であることを特徴とする陽イオン性熱硬化性樹脂水溶液の製造方法。【効果】 従来方法で製造されたポリアミドポリアミン-エピクロルヒドリン樹脂と同等もしくはそれ以上の優れた湿潤紙力増強効果を付与し、しかも、樹脂中に含まれる低分子有機ハロゲン化合物の含有量が著しく少なく、固形分が高いにもかかわらず卓越した安定性を有するという極めて優れた性質を有している。
Claim (excerpt):
脂肪族二塩基性カルボン酸および/またはその誘導体とポリアルキレンポリアミンとを加熱縮合させてポリアミドポリアミンを合成し、ついで該ポリアミドポリアミンを水溶液中でエピハロヒドリンと反応させて、陽イオン性熱硬化性樹脂水溶液を製造する方法において、(i )脂肪族二塩基性カルボン酸および/またはその誘導体とポリアルキレンポリアミンとをモル比1:0.9〜1.2で、生成するポリアミドポリアミンの25°Cにおける50%水溶液の粘度が300〜900cpsになる様に加熱縮合させ、(ii)ついで、該ポリアミドポリアミンとその第2級アミノ基に対し0.85〜1.25当量のエピハロヒドリンをポリアミドポリアミンの濃度が30〜60%の水溶液中で、反応温度20〜40°Cで反応させ(1次保温)、(iii )エピハロヒドリンの残存量が反応液の固形分当たり1.0%以下になった時に、塩基性物質を該ポリアミドポリアミンの第2級アミノ基に対し0.01〜0.5当量加えて反応を継続した後、(iv)ハロゲンを含まない酸および水を加えて反応濃度を20〜50%に低下させた状態で反応温度を55〜75°Cに保ち(2次保温)、反応生成物の30%水溶液における粘度が25°Cにて100〜400cpsとなる様に反応させ、(v )得られた反応生成物水溶液の25°CにおけるpHを2.5〜3.5となる様に調整し、固形分が20〜40%であることを特徴とする、陽イオン性熱硬化性樹脂水溶液の製造方法。
IPC (2):
C08G 69/48 NRH ,  D21H 17/55

Return to Previous Page