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J-GLOBAL ID:200903005623850134

コークス炉炭化室壁面の異常判定方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 川崎 隆夫
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1994302644
Publication number (International publication number):1996134462
Application date: Nov. 14, 1994
Publication date: May. 28, 1996
Summary:
【要約】【目的】 コークス炉の炭化室壁面の肌荒れ、カーボン付着等の異常発生を早期に確認して適切な処置を講ずるようにする。【構成】 原料炭の各乾留処理サイクル毎に、押出しラムによるコークスケーキの全窯出し経過時間に亘り、窯出し抵抗の変動をラム駆動用モーターの電力消費量の推移として検出すると共に、各乾留処理サイクル毎の窯出し経過時間を含む電力消費量の変動検出データに対して、電力消費量の変動に関係する原料炭の性状、グロスコーキングタイム、焼成温度、窯出し電力値等の乾留条件の変化を加え補正して乾留実績データベースとし、乾留実績データの内で、窯出し抵抗が顕著なコークス圧縮開始時点からコークス移動開始時点までの特定窯出し作動時間範囲内の各乾留実績データから算出した既往平均電力消費量の推移と、該当作動時間範囲内の最新電力消費量の推移を電力波形、またはグラフ化された電力波形として表示させ、これらの両者を比較解析して炭化室壁面の異常を判定する。
Claim (excerpt):
コークス炉の炭化室(窯)内に所要の銘柄別配合による原料炭を装入し、且つ該装入原料炭を乾留処理してコークスケーキを得た後に、該コークスケーキを押出し(窯出し)するため、前記炭化室の一方の窯端側から他方の窯端側までの間、押出し機の押出しラムを作動させる際に、前記押出しラムに負荷される窯出し抵抗の変動を解析して、該炭化室壁面の異常を判定する方法であって、前記炭化室における原料炭の各乾留処理サイクル毎に、前記押出しラムによるコークスケーキの窯出し開始から窯出し終了に至る全窯出し経過時間に亘り、前記窯出し抵抗の変動をラム駆動用モーターの電力消費量の推移として検出且つ収集する変動検出データ収集過程と、前記変動検出データ収集過程で収集された各乾留処理サイクル毎の窯出し経過時間を含む電力消費量の変動検出データに対して、該対応する各乾留処理サイクル毎に、その電力消費量の変動に関係する原料炭の性状、グロスコーキングタイム、焼成温度、窯出し電力値等の乾留条件の変化を加えて補正した上で、これを夫々の窯出し経過時間と一緒に記憶装置へ順次に蓄積させ、該窯出し経過時間を含む電力消費量の変動検出データによって乾留実績データベースを作成する乾留実績データベース作成過程と、前記乾留実績データベース作成過程で得た各乾留実績データの内、少なくとも前記押出し機の押出しラムによってコークスケーキを窯出しする際の、窯出し抵抗が最も顕著に現れる窯出し当初のコークス圧縮開始時点付近からコークス移動開始時点付近までを中心にした特定窯出し作動時間を取り出して部分的に設定する乾留実績データ比較範囲設定過程と、前記乾留実績データ比較範囲設定過程で設定された特定窯出し作動時間範囲内における少なくとも複数回の乾留処理サイクルの各乾留実績データから算出した既往平均電力消費量の推移、並びに該当作動時間範囲内における最新乾留処理サイクルの最新電力消費量の推移、または該当作動時間範囲内における最新直前の数回に亘る乾留処理サイクルの各乾留実績データから算出した最新平均電力消費量の推移の夫々を電力波形、またはグラフ化された電力波形として表示装置の画面上に表示させる乾留実績データ表示過程とを含み、前記表示装置の画面上に電力波形、またはグラフ化された電力波形として表示される特定窯出し作動時間範囲内における既往平均電力消費量の推移と、該当作動時間範囲内における最新電力消費量の推移、または該当作動時間範囲内における最新平均電力消費量の推移との両者を比較して解析し、これらの両電力消費量の差によって炭化室壁面の異常を判定することを特徴とするコークス炉炭化室壁面の異常判定方法。
IPC (3):
C10B 33/08 ,  C10B 29/06 ,  C10B 41/04
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (5)
  • 特開昭59-053587
  • 特開平3-146589
  • 特開平3-162489
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