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J-GLOBAL ID:200903005726485973

流体封入式マウント装置

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 中島 三千雄 (外2名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1992037182
Publication number (International publication number):1993118375
Application date: Jan. 28, 1992
Publication date: May. 14, 1993
Summary:
【要約】【目的】 負圧にて防振特性の切換えが可能な流体封入式マウント装置において、簡略な構造をもって、オリフィス通路の流路長さおよび流体密性を確保すると共に、マウント組立作業性を向上せしめること。【構成】 流体室を仕切部材にて仕切ることにより、受圧室と、該受圧室に第一のオリフィス通路にて連通された第一の平衡室とを、形成する一方、該仕切部材の内部に、受圧室に対して第二のオリフィス通路にて連通された第二の平衡室と、該第二の平衡室を画成する可撓性膜に負圧を及ぼして変形を制御するための接続通路とを、形成して成るマウント装置において、前記仕切部材に外挿され、内周面に設けられたシールゴム層にて、該仕切部材に設けられた凹溝を覆蓋することにより、前記第一のオリフィス通路を形成すると共に、底部に第一の平衡室を画成する可撓性膜が固着されたシール金具によって、前記流体室を形成した。
Claim (excerpt):
防振連結されるべき一方の部材に取り付けられる第一の取付金具と、該第一の取付金具が中央部分に固着される一方、外周縁部に円筒状の取付金具が固着された本体ゴム弾性体と、開口部側が大径化された略段付の有底円筒形状を呈しており、少なくとも小径部の内周面にシールゴム層が設けられていると共に、底部に第一の可撓性膜にて閉塞された透孔を有し、大径部において前記取付金具に外挿固定せしめられるシール金具と、該シール金具の小径部内に収容配置せしめられて、該シール金具の内部を、それぞれ所定の非圧縮性流体が封入された、前記本体ゴム弾性体側の受圧室と、前記第一の可撓性膜側の第一の平衡室とに仕切ると共に、その内部に、壁部の少なくとも一部が第二の可撓性膜にて構成されて所定の非圧縮性流体が封入された第二の平衡室と、かかる第二の可撓性膜を挟んで該第二の平衡室とは反対側に位置する作用室とが形成された仕切部材と、該仕切部材の外周面に設けられた凹溝が、前記シール金具の小径部にて覆蓋されると共に、該仕切部材と該シール金具との間で前記シールゴム層が挟圧されてシールされることにより形成された、前記受圧室と前記第一の平衡室とを連通する第一のオリフィス通路と、前記仕切部材に設けられた、前記受圧室と前記第二の平衡室とを連通する、前記第一のオリフィス通路よりも断面積/長さの比が大きい第二のオリフィス通路と、前記仕切部材を貫通して設けられて、一端部が前記作用室に、他端部が該仕切部材の外周面上に前記シール金具を貫通して、それぞれ開口せしめられ、前記作用室を負圧源と大気中とに選択的に連通せしめることにより、前記第二の可撓性膜の変形を制御可能とする接続通路と、前記シール金具に外挿されて、前記連結金具に対して固定的に取り付けられる、防振連結すべき他方の部材に対して取り付けられる第二の取付金具とを、有することを特徴とする流体封入式マウント装置。

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