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J-GLOBAL ID:200903005817106410

組換えタンパク質を発現するためのグラム陽性細菌の使用

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 奥山 尚男 (外3名)
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):1997502117
Publication number (International publication number):2000512121
Application date: Jun. 06, 1996
Publication date: Sep. 19, 2000
Summary:
【要約】グラム陽性細菌における遺伝子のクローニングと発現のための新しい系。発現系は、多くのグラム陽性細菌が、シスに作用するN末端シグナル配列とC末端アンカー領域とにより、その細胞表面にタンパク質を選別するという発見に基づいている。特に、よく知られている表面分子である連鎖球菌M6プロテインの細胞選別シグナルは、SPEX(Streptococcal Protein Explession;連鎖球菌タンパク質発現)と名付けられたグラム陽性細菌発現系の作製に使用される。発現は、目的の遺伝子を適切なSPEXカセットの中にクローニングし、次いでヒトに片利共生するS.gordoniiの様な細菌宿主に安定して導入されることにより達成される。使用されるSPEXベクターに応じて、組換えタンパク質は、特異的内部タンパク質分解切断により解離される前に細胞壁に固定されるか、あるいは細菌増殖中に培養培地に分泌される。細胞外プロテアーゼを持たない宿主細菌を使用することにより、分泌されたタンパク質をタンパク質加水分解から保護すべきである。この系において、数種類の発現ベクターが、特異的なタグを付けられた組換えタンパク質も生産しており、これによって生成物の1回のステップによる精製が可能となる。
Claim (excerpt):
グラム陽性細菌であり、かつ、C末端の選別シグナルにより表面タンパク質を固定できる異種細菌宿主を選択するステップと、 グラム陽性細胞壁表面タンパク質のアミノ末端およびカルボキシル末端選別配列と所望のタンパク質とをコードするDNA断片を含み、かつ、選択された宿主において機能する転写調節配列および翻訳調節配列を含むプラスミドベクターを宿主内に導入するステップと、 所望のタンパク質と、N末端シグナル配列と、C末端の選別配列とを含み、発現された融合タンパク質が宿主の細胞表面に固定される融合タンパクを発現するステップと、 プロテアーゼを用いて、宿主の細胞表面から固定されたタンパク質を切断するステップと、 切断されたタンパク質を回収して精製するステップとを含んでなるグラム陽性細菌において所望のタンパク質を発現する方法。
IPC (4):
C12N 15/09 ZNA ,  C07K 14/315 ,  C12P 21/02 ,  C12R 1:46
FI (3):
C12N 15/00 ZNA A ,  C07K 14/315 ,  C12P 21/02 C
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (4)
  • 特開平2-135095
  • 特開平2-135095
  • 特表平7-502640
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Article cited by the Patent:
Cited by examiner (4)
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