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J-GLOBAL ID:200903005832682877

コーヒー豆殻を原料とした成形活性炭の製造方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1993329545
Publication number (International publication number):1995144976
Application date: Nov. 18, 1993
Publication date: Jun. 06, 1995
Summary:
【要約】【目的】廃棄物である使用済みコーヒー豆殻を、単独、或いは粒状発泡スチロールと混合したものを出発原料として、独特な多孔質構造を持つことを特徴とした、従来には全く無かった、目詰まりの無い、且つ様々な形に成形可能な活性炭を作製することと、廃棄物であるコーヒー豆殻を有効利用することを目的とする。【構成】コーヒー豆殻を各使用目的に合わせた形状、即ち水質浄化などに用いる場合は円柱状に、悪臭除去などに用いる場合はフィルター状に成形する。これを600°C〜1000°Cの温度範囲で賦活して作製するが、特に悪臭除去などに用いる活性炭は、炭材に粒状の発泡スチロールを混合してから成形して賦活を行うことにより、更に大きな孔を持つ成形活性炭を作製する。【効果】原料の持つ独特な孔構造と発泡スチロールの影響により、従来では不可能であった、目詰まりが無く、活性炭内部まで効率良く物理吸着作用が働く成形活性炭が作製できる。
Claim (excerpt):
コーヒー豆殻を含水率0%〜50%になるように乾燥し、これを成形活性炭の原料として、塩化亜鉛、リン酸塩、水酸化カリウムなどの金属を含んだ薬品を原料に浸透させることにより、これらの薬品とコーヒー豆が持っている多量のカリウム金属及び原料を反応させるか、或いは、塩酸や硫酸などの酸性薬品を、原料及び原料中のカリウム金属と反応させながら200°C〜400°Cの温度範囲で徐々に炭化し、その粒径が直径で0.5mm〜3mm範囲のものを一次焼成炭材とする。そして、これを円柱状や球状、或いはサイコロ状など、各使用目的に合わせた形状の型枠(1)の中に充填する。そして、一次焼成炭材を圧縮により成形した後、成形材料単独、或いは型枠ごと600°C〜1000°Cの温度範囲で賦活することで、原料の持つ独特な構造を損なうことなく、活性炭内部まで10μm以上の大きな孔を持つ多孔質構造を造る。これにより、目詰まりの無い、且つ成形活性炭内部まで効率良く物理吸着作用を働かせることやコーヒー豆殻を原料とすることを特徴とする、成形活性炭の製造方法。
IPC (4):
C04B 38/00 301 ,  B09B 3/00 ,  C01B 31/08 ,  C02F 1/28
FI (2):
B09B 3/00 304 H ,  B09B 3/00 304 P

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