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J-GLOBAL ID:200903006000560891

抗新生物剤としての酪酸、酪酸塩、および誘導体の生理学的に安定な組成物

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 山本 秀策
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):1995512663
Publication number (International publication number):1997507050
Application date: Oct. 13, 1994
Publication date: Jul. 15, 1997
Summary:
【要約】本発明は、白血病、リンパ腫、肉腫、ガン、扁平上皮ガン、神経細胞腫瘍、精上皮腫、メラノーマ、神経芽腫、生殖細胞腫瘍、未分化腫瘍、混合細胞腫瘍、転移性新生物形成、病原感染に由来する新生物形成および他の悪性腫瘍を含む、新生物形成および他の疾患および異常の処置のための、酪酸塩、酪酸誘導体、またはそれらの組み合わせの生理学的に安定な化合物を含む組成物および方法に関する。酪酸誘導体には、アナログ、(極めて近いものを含む)同族体、および酪酸部分(moiety)の一部をベースにする化合物が含まれる。これらの組成物は予防上有用であり、そして細胞性分化を誘導することによって、形質転換された細胞を直接排除するための処置として有用である。これらの同じ化合物はまた、患者の免疫システムによる同定およびそれに続く除去を増強する、形質転換された細胞表面のMHC抗原および非MHC抗原の発現を誘導することによって、形質転換された細胞を間接的に排除する。さらにこれらの組成物は、細胞の多剤耐性活性を減少させるために有用である。この減少は従来の化学療法に関連して、細胞内において化学療法剤のより高い濃度を生じ、これによってこれらの有効性を増強する。これらの組成物は、大腸炎、炎症性腸疾患、クローン病、および潰瘍性大腸炎などの胃腸異常の処置および予防のためにも有用である。
Claim (excerpt):
患者における新生物形成異常を処置または予防するための方法であって、以下の工程:a) 生理学的に安定な酪酸塩または8個未満の炭素からなる酪酸誘導体、および薬学的に受容し得るキャリアーを含む、治療上または予防上効果的な組成物を提供する工程であって、ここで該組成物が本質的にナトリウムを含まない工程;およびb) 該組成物を該患者に投与する工程、を包含する方法。
IPC (6):
A61K 31/19 ADU ,  A61K 31/415 ACJ ,  A61K 31/70 ADV ,  A61K 38/00 ,  A61K 39/39 ,  A61K 45/00
FI (6):
A61K 31/19 ADU ,  A61K 31/415 ACJ ,  A61K 31/70 ADV ,  A61K 39/39 ,  A61K 45/00 ,  A61K 37/02
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (1)
  • 特開昭58-013512
Article cited by the Patent:
Cited by examiner (10)
  • Gastroenterology, 1992, vol.103, pp.51-56
  • Gastroenterology, 1992, vol.103,no.5, pp.1709-1710
  • Chemical Abstracts, 1990, vol.112, no.3, p.438
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