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J-GLOBAL ID:200903007012947887

カチオン重合開始剤である新規のオニウム硼酸塩又は有機金属錯体の硼酸塩

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 倉内 基弘 (外1名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1993075031
Publication number (International publication number):1994184170
Application date: Mar. 10, 1993
Publication date: Jul. 05, 1994
Summary:
【要約】【目的】 カチオン重合開始剤として有用な新規のオニウム硼酸塩又は有機金属錯体の硼酸塩を提供すること。【構成】 本発明は、「Chemical & Engineering News 」第63巻、第5号、第26頁(1985年2月4日発行)に記載の周期分類の第15群〜第17群から選択される元素のオニウム硼酸塩又は同周期分類第4群〜第10群から選択される元素の有機金属錯体の硼酸塩に関し、この硼酸塩は、アニオン硼酸塩部分が式[BX<SB>a</SB> R<SB>b</SB> ]<SP>-</SP> を有することを特徴とする。
Claim (excerpt):
周期分類{「Chemical & Engineering News 」第63巻、第5号、第26頁(1985年2月4日発行)}の第15群〜第17群から選択される元素のオニウム硼酸塩又は同周期分類第4群〜第10群から選択される元素の有機金属錯体の硼酸塩であって、カチオン部分が(1)次式I[(R<SP>1</SP> )<SB>n</SB> -A-(R<SP>2</SP> )<SB>m</SB> ]<SP>+</SP> (I)(式中、AはI、S、Se、P、N等のような第15群〜第17群から選択される元素を表わし、R<SP>1</SP> はC<SB>6</SB> 〜C<SB>20</SB>の複素環式又は炭素環式アリール基を表わし、該複素環式基は複素原子として窒素、硫黄等を含有することができ、R<SP>2</SP> はR<SP>1</SP> 又はC<SB>1</SB> 〜C<SB>30</SB>の直鎖状若しくは分枝鎖状アルケニル若しくはアルキル基を表わし、これらR<SP>1</SP> 及びR<SP>2</SP> 基はC<SB>1</SB> 〜C<SB>25</SB>アルコキシ、C<SB>1</SB> 〜C<SB>25</SB>アルキル、ニトロ、クロル、ブロム、シアノ、カルボキシル、エステル、メルカプト基等で置換されていてもよく、nは1〜v+1の範囲の整数であり、ここでvは元素Aの原子価であり、mは0〜v-1の範囲の整数であり、ここでnとmとの合計n+mはv+1である)のオニウム塩、(2)国際公開第WO-90/11303号に記載のオキソイソチオクロマニウム塩、特に2-エチル-4-オキソイソチオクロマニウム又は2-ドデシル-4-オキソイソチオクロマニウムスルホニウム塩及び(3)次式II(L<SP>1</SP> L<SP>2</SP> L<SP>3</SP> M)<SP>q+</SP> (II){式中、Mは第4群〜第10群から選択される金属、特に鉄、マンガン、クロム、コバルト等を表わし、L<SP>1</SP> は、π電子を介して金属Mに結合した1個の配位子であり、該配位子は、η<SP>3</SP> -アルキル、η<SP>5</SP> -シクロペンタジエニル及びη<SP>7</SP> -シクロへプタトリエニル配位子並びに随意に置換されたη<SP>6</SP> -ベンゼン配位子及び2〜4個の縮合環(ここで、各環は3〜8個のπ電子を介して金属Mの原子価層に寄与し得る)を有する化合物から選択されるη<SP>6</SP> -芳香族化合物から選択され、L<SP>2</SP> は、π電子を介して金属Mに結合した1個の配位子であり、該配位子は、η<SP>7</SP> -シクロへプタトリエニル配位子並びに随意に置換されたη<SP>6</SP> -ベンゼン配位子及び2〜4個の縮合環(ここで、各環は6若しくは7個のπ電子を介して金属Mの原子価層に寄与し得る)を有する化合物から選択されるη<SP>6</SP> -芳香族化合物から選択され、L<SP>3</SP> は、σ電子を介して金属Mに結合した同一又は異なる0〜3個の配位子であって、CO及びNO<SB>2</SB><SP>+</SP>から選択され、L<SP>1</SP> 、L<SP>2</SP> 及びL<SP>3</SP> が寄与する錯体の電荷と金属Mのイオン電荷との合計電荷qは正であって1又は2である}の有機金属塩から選択されること;並びにアニオン性硼酸塩部分が次式:[BX<SB>a</SB> R<SB>b</SB> ]<SP>-</SP>{式中、a及びbは0〜4の範囲の整数であり、ここでaとbとの合計a+bは4であり、記号Xは、・aが0〜3である場合にはハロゲン原子(塩素又は弗素)を表わし、また、・aが0〜2である場合にはOH官能基を表わすこともでき、記号Rは同一であっても異なっていてもよく、・カチオン部分が第15群〜第17群から選択される元素のオニウムである場合にはCF<SB>3</SB> 、NO<SB>2</SB> 、CN等のような少なくとも1個の電子吸引基で置換されたフェニル基又は少なくとも2個のハロゲン原子(特に弗素)で置換されたフェニル基を表わし、・カチオン部分が第4群〜第10群から選択される元素の有機金属錯体である場合には少なくとも1個の元素又は電子吸引基で置換されたフェニル基、特にハロゲン原子(より特定的には弗素)、CF<SB>3</SB> 、NO<SB>2</SB> 、CN等で置換されたフェニル基を表わし、また、・カチオン部分が何であるかにかかわらず、少なくとも1個の元素又は電子吸引基、特にハロゲン原子(より特定的には弗素)、CF<SB>3</SB> 、NO<SB>2</SB> 、CN等で置換されていてもよいビフェニル、ナフチル等のような少なくとも2個の芳香環を含有するアリール基を表わす}を有することを特徴とする、前記硼酸塩。
IPC (4):
C07F 9/50 ,  C07F 5/02 ,  C08F 4/00 MFJ ,  C08G 59/68 NKM
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (1)
  • 特開昭57-086396

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