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J-GLOBAL ID:200903007237641884

車両のトラクション制御装置

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 足立 勉
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1993276987
Publication number (International publication number):1995132815
Application date: Nov. 05, 1993
Publication date: May. 23, 1995
Summary:
【要約】【目的】 ブレーキ装置を用いたトラクション制御(TRC制御)装置においてTRC制御中のブレーキ操作によってマスタシリンダが劣化するのを防止する。【構成】 マスタシリンダ34から駆動輪FL,FRへの油圧経路42F,44Fに設けられた保持弁46,減圧弁48及びSM弁50と、SM弁50と保持弁46との間の経路42Fa,44Faにブレーキ油を圧送するポンプ60,62と、ポンプ60,62にブレーキ油を供給するSR弁70とを備え、加速スリップ発生時には、SM弁50,SR弁70をONし、保持弁46,減圧弁48をON・OFF制御して、ポンプ60,62からの圧油によって駆動輪に制動力を与えるTRC制御装置において、TRC制御中にブレーキ操作がなされるとSM弁50をONした状態でTRC制御を終了し、ブレーキ操作が終了した時点でSM弁50をOFFする。この結果、ブレーキ操作終了時にマスタシリンダ34内の油圧が通常より大きくなって内部のシール部材が損傷するのを防止できる。
Claim (excerpt):
マスタシリンダから駆動輪のホイールシリンダに至る制動用の流体経路を連通・遮断する切換弁と、該切換弁よりホイールシリンダ側の流体経路に設けられ、少なくとも、該流体経路を連通してホイールシリンダに流体を供給する増圧位置と、該流体経路を遮断してホイールシリンダ内の流体を排出する減圧位置とに切り換え可能な制御弁と、上記切換弁と上記制御弁との間の流体経路に圧力流体を供給するポンプと、該ポンプから圧力流体が供給される上記流体経路内の流体圧が所定圧力に達すると、該流体経路内の流体を外部に排出して当該流体圧を所定圧力以下に制限する流体圧抑制手段と、車両加速時の駆動輪のスリップ状態からトラクション制御の実行条件が成立したか否かを判定する実行条件判定手段と、該実行条件判定手段の判定結果に基づき、上記トラクション制御の実行条件が成立していなければ、上記切換弁を連通状態、上記ポンプを停止状態、上記制御弁を増圧位置に夫々保持し、上記トラクション制御の実行条件が成立していれば、上記切換弁を遮断状態、上記ポンプを作動状態に夫々保持し、更に上記制御弁の弁位置を制御して駆動輪にスリップ状態に応じた制動力を与えるトラクション制御を実行する制御手段と、を備えた車両のトラクション制御装置において、上記マスタシリンダから圧力流体を発生させるブレーキ操作がなされたことを検出する制動検出手段と、上記制御手段によるトラクション制御実行時に、上記制動検出手段にてブレーキ操作が検出されると、上記切換弁を遮断状態に保持したまま、上記ポンプを停止状態、上記制御弁を増圧位置に夫々切り換え、その後上記制動検出手段にてブレーキ操作が検出されなくなった時点で、上記切換弁を連通状態に切り換え、トラクション制御を終了する制動時制御終了手段と、を設けたことを特徴とする車両のトラクション制御装置。

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