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J-GLOBAL ID:200903007326878421
トランスジェニック動物モデルを用いてアルツハイマー病治療薬を同定する方法
Inventor:
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Applicant, Patent owner:
Agent (1):
社本 一夫 (外5名)
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):1997502053
Publication number (International publication number):1999507821
Application date: Jun. 07, 1996
Publication date: Jul. 13, 1999
Summary:
【要約】ヒトアルツハイマー病のトランスジェニック動物モデルの構築、およびこのモデルを用いて潜在的なアルツハイマー病治療薬をスクリーニングする方法を記載する。このモデルは、βアミロイド前駆体タンパク質(APP)の3つすべての形態(APP695、APP751、およびAPP770)、ならびに天然に存在する変異(例えば、アミノ酸717でのLondonおよびIndiana家族性アルツハイマー病(FAD)変異)に基づく種々の点変異、APP遺伝子における推定変異、およびAβ領域を含むAPPの短縮形態の発現に基づいて、アルツハイマー病において観察される病理と類似した病理によって特徴づけられる。動物細胞は、トランスジェニック動物から単離され得るか、またはリポフェクチンもしくはエレクトロポレーションのような標準的な技術を用いて、同じ構築物を使用して調製され得る。トランスジェニック動物または動物細胞は、動物におけるAPP、βアミロイドペプチド、および多数の他のアルツハイマー病のマーカーの量に対する効果、動物の神経病理、ならびに動物の行動変化により測定されるような、アルツハイマー病の病理学的経過を変化させる化合物についてのスクリーニングのために使用される。
Claim (excerpt):
アルツハイマー病マーカーへの影響について化合物を試験するための方法であって、以下の工程を包含する方法:a)被験化合物を非ヒトトランスジェニック哺乳動物または該トランスジェニック哺乳動物由来の哺乳動物細胞へ投与する工程、ここで該トランスジェニック哺乳動物はゲノムに安定に組み込まれた核酸構築物を有し、該構築物は哺乳動物細胞における該構築物の発現のためのプロモーター、およびAβ-含有タンパク質をコードする領域を含み、該プロモーターは該領域に作動可能に連結され、 ここで、該領域はAβ-含有タンパク質をコードするDNAを含み、該Aβ-含有タンパク質は、以下からなる群から選択されるタンパク質のすべてまたは連続する部分からなり: APP770、アミノ酸669、670、671、690、692および717からなる群から選択される1つまたはそれ以上のアミノ酸において変異を有するAPP770、APP751、アミノ酸669、670、671、690、692および717からなる群から選択される1つまたはそれ以上のアミノ酸において変異を有するAPP751、APP695、およびアミノ酸669、670、671、690、692および717からなる群から選択される1つまたはそれ以上のアミノ酸において変異を有するAPP695、 ここで、該Aβ-含有タンパク質は、ヒトAPPのアミノ酸672から714を含み、 ここで、該プロモーターは該構築物の発現を以下のように仲介し:2〜4月齢の該哺乳動物の脳組織1グラム当たり少なくとも30ナノグラムのレベルでAβtotが発現される、2〜4月齢の該哺乳動物の脳組織1グラム当たり少なくとも8.5ナノグラムのレベルでAβl-42が発現される、2〜4月齢の該哺乳動物の脳組織1グラム当たり少なくとも150ピコモルのレベルでAPPおよびAPPαの合計が発現される、2〜4月齢の該哺乳動物の脳組織1グラム当たり少なくとも40ピコモルのレベルでAPPβが発現される、および/または、2〜4月齢の該哺乳動物の脳組織において該トランスジェニック哺乳動物の内因性APPをコードするmRNAの場合の少なくとも2倍のレベルでAβ-含有タンパク質をコードするmRNAが発現される;および 該トランスジェニック哺乳動物におけるまたは該トランスジェニック哺乳動物由来の哺乳動物細胞によるマーカーと、該化合物が投与されなかったトランスジェニック哺乳動物におけるまたはそれ由来の哺乳動物細胞によるマーカーとの間の相違が観察されるように、アルツハイマー病マーカーを検出または測定する工程、 ここで、マーカーにおける観察される相違は、該化合物が該マーカーに影響を及ぼすことを示す。
IPC (4):
C12N 15/09 ZNA
, A01K 67/027
, C12Q 1/68
, G01N 33/15
FI (4):
C12N 15/00 ZNA A
, A01K 67/027
, C12Q 1/68 A
, G01N 33/15 Z
Article cited by the Patent:
Cited by examiner (8)
-
Nature, (1995.2), 373, [9], p.523-527
-
J. Biol. Chem., (1994), 269, [26], p.17741-17748
-
FEBS Lett., (1994), 351, [1], p.80-84
-
Biochem. Biophys. Res. Commun., (1994), 201, [2], p.722-726
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Nature, (1995.2), 373, [9], p.523-527
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J. Biol. Chem., (1994), 269, [26], p.17741-17748
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FEBS Lett., (1994), 351, [1], p.80-84
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Biochem. Biophys. Res. Commun., (1994), 201, [2], p.722-726
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