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J-GLOBAL ID:200903007497800889
形態的遺伝子型識別法
Inventor:
,
Applicant, Patent owner:
,
Agent (1):
丸山 敏之 (外2名)
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):1996511138
Publication number (International publication number):1998506280
Application date: Sep. 22, 1995
Publication date: Jun. 23, 1998
Summary:
【要約】この発明は形態的遺伝子型識別法に関するものである。この方法は、ある患者のDNAを有する生物学的試料を顕微鏡下に置くことより構成される。その後、生物学的試料を顕微鏡により、微視的に検査する過程がある。次に、微視的大きさの標的を生物学的試料から、組織病理学的特徴に基づき選択する過程がある。次に、試料から標的を分離する過程がある。その後、標的からDNA塩基配列を得る過程があり、DNA塩基配列が増幅可能となる。次に、DNA塩基配列増幅する過程がある。その後、DNA塩基配列から突然変異を検出する過程がある。本発明は形態的遺伝子型識別法に関するものである。この方法は、固定処理された組織の標本から一部分を分離する過程を含む。その後、その部分からDNA塩基配列を得る過程を含む。次に、PCR装置によりDNA塩基配列を循環させ、DNA塩基配列を増幅する過程を含み、各循環過程では加熱温度は99°C以上とはせず、5分以内で55°Cに戻す。次に、DNA塩基配列から突然変異を検出する過程を含む。好ましくは、上述の分離過程は、上記試料から一ないし三個の厚さ2ないし6マイクロンの組織学的薄片を含む。
Claim (excerpt):
1: ある患者のDNAを有する生物学的試料を顕微鏡下に置き、 該生物学的試料を顕微鏡を用いて顕微鏡検査を行い、 該生物学的試料上で組織病理学的特徴に基づき微視的大きさの標的を選択し、 該試料から該標的を分離し、 該標的からDNA塩基配列を得ることにより該DNA塩基配列を増幅可能にし、 該DNA塩基配列を増幅し、 該DNA塩基配列から突然変異を検出するような形態的遺伝子型識別法。 2: 請求項1に記載した方法において、上記生物学的試料は、組織薄片、細胞液、フィルター、また細胞試料を含む。 3: 請求項1に記載した方法において、上記試料は組織部分であり、分離過程は上記標的を上記組織部分から切り取り、該標的をスライドガラスに載せる過程を含む。 4: 請求項1に記載した方法において、上記試料は組織部分であり、切出過程は該標的をチューブに入れる過程を含む。 5: 請求項1に記載した方法において、上記試料は、フィルターであり、分離過程は、フィルターから円弧状の切片を切り、該切片をチューブに入れる過程を含む。 6: 請求項1に記載した方法において、DNA塩基列を得る過程は、上記標識からDNAを抽出する過程を含む。 7: 請求項6に記載した方法において、上記抽出過程は上記標的をリシース緩衝液入れる過程を含む。 8: 請求項7に記載した方法において、該標的をリシース緩衝液に入れた後、該標的入りリシース緩衝液にフェノールクロロフォルムを添加する過程を含む。 9: 請求項8に記載した方法において、上記添加過程後、上記標的より100基対長以下のDNA短鎖フラグメントを分離する過程を含む。 10: 請求項1に記載した方法において、上記増幅過程は、 該患者の遺伝子に対応するプライマーを選択し、 該プライマーをDNA塩基配列に加え、 該プライマーにより該DNA塩基配列上でポリメラーゼ連鎖反応を起こすような過程を含む。 11: 請求項1に記載した方法において、検出過程は上記DNA塩基配列を決定する過程を含む。 12: 請求項11に記載した方法において、上記決定過程後、既知のDNA塩基配列と上記DNA塩基配列を比較し、上記標識のDNA領域に対応させる過程を含む。 13: 請求項1に記載した方法において、上記検出過程後、上記DNA塩基配列がガンに伴うか否かを確立し、治療を適用しそのようなガンを攻撃するような過程を含む。 14: 請求項13に記載した方法において、該適用過程前に、該患者におけるガン発生源を同定する過程を含む。 15: 請求項1に記載した方法において、上記検出過程後、DNA塩基配列が患者の健康に危険性を及ぼす条件を伴うか否かを確立する過程を含む。 16: 固定処理された組織標本から一部を分離し、 その分離部分からDNA塩基配列を得、 PCR装置において循環させ、 各循環過程では99°C以上の温度に加熱せず、 5分以内で55°Cに戻し、 DNA塩基配列において突然変異を検出するような形態的遺伝子型識別法。 17: 請求項16に記載した方法において、該試料から一ないし三薄片の厚さ2ないし6マイクロンの組織学的薄片を切出すような分離過程を含む。
IPC (2):
FI (2):
C12Q 1/68 A
, C12N 15/00 A
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