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J-GLOBAL ID:200903007502141783

建築物における空調装置

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 落合 健 (外1名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1992235592
Publication number (International publication number):1994082089
Application date: Sep. 03, 1992
Publication date: Mar. 22, 1994
Summary:
【要約】【目的】 集合住宅、戸建住宅等の住宅空間を仕切る躯体の蓄熱効果と、居住室内への、対流と輻射とによる暖気あるいは冷気の居住室全域にわたる均等な流通とにより、省エネで、熱効率のきわめてよい冷、暖房および換気とを行うようにした、建築物における空調装置を提供する。【構成】 蓄熱体よりなる躯体Fで仕切られる建物空間S内を床板13により、床下空間9と床上空間10の二層に形成し、床上空間10上の居住室18を取り囲むように通気層20を形成し、その居住室18の上部と通気層20とを、居住室18の左、右対向壁にその略全長にわたって設けた上部通気口21を介して連通し、また床下空間9と通気層20とを、床下空間9の左、右対向部の略全長にわたって設けた下部通気口22を介して連通し、床下空間9に設けた空調ユニットAからの冷気あるいは暖気を前記通気層20を介して居住室18に流通させ、居住室18の、省エネで能率のよい冷、暖房および換気を行うとともに躯体F等への結露の発生を防止する。
Claim (excerpt):
蓄熱体よりなる躯体(F)により高気密、高断熱の建物空間(S)を画成し、この建物空間(S)を、前記躯体(F)の床スラブ(1)上に間隔を存して敷設される床板(13)により床下空間(9)と床上空間(10)の二層空間に構成し、前記床上空間(10)には、躯体(F)に沿って配設した隔壁(19)により該床上空間(10)に形成した居住室(18)を取り囲むように通気層(20)を形成し、前記居住室(18)と前記通気層(20)とを、該居住室(18)の左、右上部にその略全長にわたり対向して設けられる上部通気口(21)を介して連通し、また前記床下空間(9)と前記通気層(20)とを、該床下空間(9)の左、右対向部略全長にわたって設けられる下部通気口(22)を介して連通し、さらに床上空間(10)の中間部には、床下空間(9)と前記通気層(20)の上部を連通する給気ダクト(23)および排気回収ダクト(24)とを並設し、前記床下空間(9)には空調ユニット(A)を装備し、該空調ユニット(A)には、前記床下空間(9)および前記給気ダクト(23)に選択的に連通し得る吹出通路(35)と、前記床下空間(9)および排気回収ダクト(24)に選択的に連通し得る排気回収通路(41)とを設け、前記排気回収ダクト(24)には前記居住室(18)に連通する排気回収ポート(59)を開口したことを特徴とする、建築物における空調装置。

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