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J-GLOBAL ID:200903007890654169

殺菌または滅菌のための酸素による活性化可能な処方物

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 山本 秀策
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):1996536499
Publication number (International publication number):1999506444
Application date: May. 09, 1996
Publication date: Jun. 08, 1999
Summary:
【要約】空気によって活性化される(すなわち酸素によって活性化される)殺菌-滅菌溶液を製造するための方法および組成物が開示される。ハロペルオキシダーゼ(すなわち、ミエロペルオキシダーゼ、好酸球ペルオキシダーゼまたはラクトペルオキシダーゼのような、ハライド:過酸化水素オキシドレダクターゼ)およびハライドまたはハライドの組み合わせ(すなわち、クロライド、ブロマイドおよび/またはヨーダイド)、過酸化水素を発生し得るオキシダーゼ(すなわち、基質:酸素オキシドレダクターゼ)、およびそのオキシダーゼに特異的な基質を含む溶液を好気性性条件下で別々に調製するが、最終的な組み合わせおよび混合の前に全ての成分を嫌気性とする。嫌気性処方物を、嫌気性条件を維持し得る容器(例えば加圧容器)中に調合する。使用時の溶液の調合により、処方物がその殺菌-滅菌特性を活性化する空気(すなわち酸素)に曝露される。
Claim (excerpt):
排他的な所有権または特権を請求する本発明の実施態様を以下に定義する:1.微生物を死滅させまたは増殖を阻害する方法であって: (a)ハロペルオキシダーゼ、ハライド、および酸素に曝露するとペルオキシドを発生し得るペルオキシド発生剤を含む殺微生物組成物を、実質的に嫌気性条件下に維持する工程; (b)該組成物を酸素に曝露して、該組成物の殺微生物活性を活性化する工程;および (c)該微生物を活性化された該組成物に接触させて、該微生物を死滅または増殖を阻害する工程を包含する、方法。2.前記ハロペルオキシダーゼが、ミエロペルオキシダーゼ、好酸球ペルオキシダーゼおよびラクトペルオキシダーゼからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。3.前記ハライドが、クロライド、ブロマイド、ヨーダイドおよびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。4.前記ペルオキシド発生剤が、基質を酸化し得、かつ酸素を過酸化水素に還元し得る酵素である、請求項1に記載の方法。5.前記酵素が、グルコースオキシダーゼであり、そして前記基質がグルコースである、請求項4に記載の方法。6.前記ハロペルオキシダーゼがミエロペルオキシダーセである、請求項1に記載の方法。7.前記ハロペルオキシダーゼが好酸球ペルオキシダーゼであり、そして前記ハライドが、ブロマイド、ヨーダイドおよびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。8.前記ハロペルオキシダーゼがラクトペルオキシダーゼであり、そして前記ハライドが、ブロマイド、ヨーダイドおよびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。9.前記殺微生物組成物がさらに次式の抗菌活性増強剤を含み、ここでR1が水素、非置換の、あるいはヒドロキシまたはアミノ置換の、直鎖または分枝鎖の、1個〜6個の炭素原子を有するアルキル基であり、そしてR2が、水素、あるいは直鎖または分枝鎖の1個〜6個の炭素原子を有するアルキル基である、請求項1に記載の方法。10.前記抗菌活性増強剤が、グリシンおよびアラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、リジン、フェニルアラニン、チロシンのl-またはd-エナンチオマーならびにそれらのアルキルエステルからなる群から選択されるα-アミノ酸である、請求項9に記載の方法。11.前記殺微生物組成物が、該殺微生物組成物を加圧下で、液体、泡またはゲルとして調合するための気密容器中に包装することにより、嫌気性条件下に維持される、請求項1に記載の方法。12.前記殺微生物組成物が、該殺微生物組成物を有形の基質に含浸させ、次に該含浸させた有形の基質を閉鎖容器中に密閉することにより、嫌気性条件下に維持される、請求項1に記載の方法。13.気密容器であって、実質的に嫌気性条件下、ハロペルオキシダーゼ、ハライド、および酸素に曝露するとペルオキシドを発生し得るペルオキシド発生剤を含む抗菌処方物と、該処方物を該容器から放出する手段とを含む、容器。14.前記ハロペルオキシダーゼが、ミエロペルオキシダーゼ、好酸球ペルオキシダーゼおよびラクトペルオキシダーゼからなる群から選択される、請求項13に記載の容器。15.前記ハライドが、クロライド、ブロマイド、ヨーダイドおよびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項13に記載の容器。16.前記ペルオキシド発生剤が、基質を酸化し得、かつ酸素を過酸化水素に還元し得る酵素である、請求項13に記載の容器。17.前記酵素が、グルコースオキシダーゼであり、そして前記基質がグルコースである、請求項16に記載の容器。18.前記ハロペルオキシダーゼがミエロペルオキシダーゼである、請求項13に記載の容器。19.前記ハロペルオキシダーゼが好酸球ペルオキシダーゼであり、そして前記ハライドが、ブロマイド、ヨーダイドおよびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項13に記載の容器。20.前記ハロペルオキシダーゼがラクトペルオキシダーゼであり、そして前記ハライドが、ブロマイド、ヨーダイドおよびそれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項13に記載の容器。21.前記殺微生物組成物がさらに次式の抗菌活性増強剤を含み、ここでR1が水素、非置換の、あるいはヒドロキシまたはアミノ置換の、直鎖または分枝鎖の、1個〜6個の炭素原子を有するアルキル基であり、そしてR2が、水素、あるいは直鎖または分枝鎖の1個〜6個の炭素原子を有するアルキル基である、請求項10に記載の組成物。22.液体担体中に少なくとも0.01 pmol/mlのミエロペルオキシダーゼを含む、請求項18に記載の容器。23.0.1 pmol/mlから500 pmol/mlのミエロペルオキシダーゼを含む、請求項18に記載の容器。24.液体担体中に少なくとも0.01 pmol/mlの好酸球ペルオキシダーゼを含む、請求項19に記載の容器。25.0.1 pmol/mlから500 pmol/mlの好酸球ペルオキシダーゼを含む、請求項19に記載の容器。26.100 nmol/mlから300 μmol/mlのクロライドを含む、請求項13に記載の容器。27.10 nmol/mlから50 μmol/mlのブロマイドを含む、請求項13に記載の容器。28.1 nmol/mlから5 μmol/mlのヨーダイドを含む、請求項13に記載の容器。29.オキシダーゼからの基質の存在下、1 pmol〜50 μmol毎ml毎分のペルオキシドを発生するに有効なペルオキシド発生オキシダーゼを含む、請求項13に記載の容器。30.D-グルコースの存在下、1 pmol〜50 μmol毎ml毎分のペルオキシドを発生するに有効なペルオキシド発生オキシダーゼを含む、請求項13に記載の容器。31.気密容器であって、実質的に酸素非存在下、 (a)ミエロペルオキシダーゼ、好酸球ペルオキシダーゼ、ラクトペルオキシダーゼおよびその組み合わせからなる群から選択される、0.1 pmol/mlから500 pmol/mlのハロペルオキシダーゼ; (b)100 nmol/mlから300 μmol/mlのクロライド、10 nmol/mlから50 μmol/mlのブロマイド、1 nmol/mlから5 μmol/mlのヨーダイドおよびそれらの組み合わせからなる群から選択されるハライド; (c)グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、リジンおよびこれらの群の任意のメンバーのアルキルエステルからなる群から選択される、0.005 μmol/mlから50 μmol/mlのα-アミノ酸; (d)基質を酸化し得、かつ酸素を過酸化水素に還元し得る、0.05単位/mlから10単位/mlの酵素;および (e)0.1 μmol/mlから10 μmol/mlの、該酵素の基質を液体担体中に含む、空気によって活性化可能な殺菌剤-滅菌剤溶液と;該殺菌剤-滅菌剤溶液を該容器から放出する手段とを含む、容器。32.気密容器であって、実質的に酸素非存在下、 (a)ミエロペルオキシダーゼ、好酸球ペルオキシダーゼ、ラクトペルオキシダーゼおよびその組み合わせからなる群から選択される、0.1 pmol/mlから500 pmol/mlのハロペルオキシダーゼ; (b)100 nmol/mlから300 μmol/mlのクロライド、10 nmol/mlから50 μmol/mlのブロマイド、1 nmol/mlから5 μmol/mlのヨーダイドおよびそれらの組み合わせからなる群から選択されるハライド; (c)グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、トレオニン、リジンおよびこれらの群の任意のメンバーのアルキルエステルからなる群から選択される、0.005 μmol/mlから50 μmol/mlのα-アミノ酸; (d)基質を酸化し得、かつ酸素を過酸化水素に還元し得る、0.05単位/mlから10単位/mlの酵素;および (e)0.1 μmol/mlから10 μmol/mlの、該酵素の基質を液体担体中に含む、空気によって活性化可能な眼科用溶液と;該眼科用溶液を該容器から放出する手段とを含む、容器。
IPC (11):
A01N 63/00 ,  A01N 59/00 ,  A61K 31/195 AGA ,  A61K 31/215 ABL ,  A61K 31/50 ADZ ,  A61K 33/00 ,  A61K 33/18 ,  A61K 33/20 ,  A61K 33/40 ,  A61K 38/44 ,  A61K 45/00
FI (11):
A01N 63/00 D ,  A01N 59/00 A ,  A61K 31/195 AGA ,  A61K 31/215 ABL ,  A61K 31/50 ADZ ,  A61K 33/00 ,  A61K 33/18 ,  A61K 33/20 ,  A61K 33/40 ,  A61K 45/00 ,  A61K 37/50
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (2)
  • 特表平6-505482
  • 特表平5-504567

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