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J-GLOBAL ID:200903008074576822
臨床診断及び治療用部分を含む生体適合性ポリマー
Inventor:
,
Applicant, Patent owner:
Agent (1):
吉田 研二 (外2名)
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):1994507247
Publication number (International publication number):1996501097
Application date: Aug. 23, 1993
Publication date: Feb. 06, 1996
Summary:
【要約】ポリマー性担体、上記ポリマー性担体に連結された保護鎖、及び上記担体、或いは上記担体と上記保護鎖に連結されたリポーター基を含む生体適合性医用組成物を特徴とする。本発明は又、患者に上記組成物の治療的有効量を投与することによって患者の疾病を治療するための組成物に係わり、又、上記リポーター基を検出して、上記組成物の分布の視覚化画像を得ることが出来る画像診断技法を用いて上記患者を精査することも含まれる。
Claim (excerpt):
1. 生体適合性の医用組成物であって、以下の組成からなることを特徴とする。 ポリマー性担体、 上記ポリマー性担体に連結された保護鎖、及び、 上記担体、或いは上記担体及び上記保護鎖に連結されたリポーター基。 2. 請求項1に記載の組成物であって、以下の構造式を持つことを特徴とする。基はいかなる順序で連結されてもよく、ここで、kは100-560であり、 R1は(CH2)4NHCO(CH2)nCOOCH2CH2A-B-OR3で、ここでn は2-6であり、 Aは、[OCH2CH2]xで、ここで、xは15-220であり、 Bは、[OCH2CH2]x、或いは[OCH(CH3)CH2]yで、ここで、y+x は17-220であり、 R2は、キレート形成基で、又、 R3は、H,(CH2)yCH3,或いは(CH2)yCOOHで、yは0-7である。 3. 請求項1に記載の組成物であって、上記ポリマー性担体がポリアミノ酸、ポリエチレンイミン、天然のサッカリド、アミノ化多糖、アミノ化オリゴ糖、ポリアミドアミン、ポリアクリル酸、或いはポリアルコールの集団から選ばれることを特徴とする。 4. 請求項3に記載の組成物であって、上記ポリアミノ酸が20-560のアミノ酸単位を持つことを特徴とする。 5. 請求項3に記載の組成物であって、上記ポリアミノ酸が単一種のアミノ酸のポリマーであることを特徴とする。 6. 請求項3に記載の組成物であって、上記ポリアミノ酸が少なくとも2種の異なったアミノ酸のポリマーであることを特徴とする。 7. 請求項3に記載の組成物であって、上記ポリアミノ酸がブロックコポリマーであることを特徴とする。 8. 請求項3に記載の組成物であって、上記ポリアミノ酸が切断可能な結合によって連結されたポリアミノ酸の断片からなることを特徴とする。 9. 請求項8に記載の組成物であって、上記の切断可能な結合がS-S結合であることを特徴とする。 10. 請求項3に記載の組成物であって、上記ポリアミノ酸がポリ-l-リジン、ポリ-d-リジン、ポリーα,β-(2-アミノエチル)-D,L-アスパラギン酸アミド、或いはポリ-l-アスパラギン酸であることを特徴とする。 11. 請求項3に記載の組成物であって、上記ポリアミノ酸が非タンパク質性であることを特徴とする。 12. 請求項1に記載の組成物であって、上記保護鎖がポリエチレングリコール、メトキシポリエチレングリコール、メトキシポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコールやメトキシポリエチレングリコール或いはメトキシプロピレングリコールのコポリマー、或いはそれらの誘導体であることを特徴とする。 13. 請求項1に記載の組成物であって、上記保護鎖がポリエチレングリコール、及びポリアミノ酸、多糖、ポリアミドアミン、ポリエチレンアミン或いはポリヌクレオチドの集団からの1つとのブロック・コポリマーであることを特徴とする。 14. 請求項1に記載の組成物であって、上記保護鎖がジカルボン酸のモノエステルを含むポリエチレングリコールのコポリマーであることを特徴とする。 15. 請求項1に記載の組成物であって、上記保護鎖が500-10,000ダルトンの分子量を持つことを特徴とする。 16. 請求項1に記載の組成物であって、上記リポーター基がキレート形成基であることを特徴とする。 17. 請求項1に記載の組成物であって、上記リポーター基がピリジルジチオアシル基、或いはジアゾ、又はヒドラゾ基であることを特徴とする。 18. 請求項17に記載の組成物であって、上記ピリジルジチオアシル基がN-(2-ピリジルジチオ)プロピオニル基、N-ヒドロキシスクシンイミジル、N-ヒドロキシスルホスクシンイミジル、イミダゾリル、ベンゾトリアゾリル、アミノアルキル、アルデヒド、チオアルキル、チオラン、ハロゲン化アシル、ハロゲン化アルキル、或いはハロゲン化フェニルであることを特徴とする。 19. 請求項18に記載の組成物であって、上記ジアゾ、或いはヒドラゾ基が、4-ヒドラジノオキシエチル、4-ヒドラジノベンジル、ジアシリニル、アジドフェニル、或いはアジドアルキル基であることを特徴とする。 20. 請求項1に記載の組成物であって、上記リポーター基がふっ素含有分子であることを特徴とする。 21. 請求項1に記載の組成物であって、上記リポーター基が造影剤を含むことを特徴とする。 22. 請求項21に記載の組成物であって、上記造影剤が常磁性あるいは超磁性元素を含むことを特徴とする。 23. 請求項21に記載の組成物が、更に、上記キレート形成基に連結したα-、β-、或いはγ一放射性核種からなることを特徴とする。 24. 請求項1に記載の組成物であって、上記リポーター基が治療薬を含むことを特徴とする。 25. 請求項24に記載の組成物であって、上記治療薬が細胞増殖抑制、抗生物質、ホルモン、鎮痛、向精神、抗炎症、抗ウイルス、或いは抗真菌性の薬剤、或いはリンホカインあることを特徴とする。 26. 請求項1に記載の組成物であって、更に、上記ポリマー性担体、保護鎖、或いはその両者に連結された標的指向基を含むことを特徴とする。 27. 請求項26に記載の組成物であって、上記標的指向基が抗体、抗体の断片、キメラ抗体、酵素、レクチン、或いはサッカリドリガンドであることを特徴とする。 28. 請求項1に記載の組成物であって、上記リポーター基がけい素、硫黄、或いは炭素を含むポリマー、酸化けい素含有コロイド、又は、コロイド粒子或いは沈殿物であることを特徴とする。 29. 請求項28に記載の組成物であって、上記コロイド粒子が遷移元素、或いは原子番号21-29、42、44、又は57-71を持つランタニドの酸化物、硫化物、或いは水酸化物を含むことを特徴とする。 30. 請求項1に記載の組成物を調製する方法であって、上記ポリマー担体を上記保護鎖に連結して保護された担体を生成し、及び、上記の保護された担体を上記リポーター基に連結することをを特徴とする。 31. 請求項30に記載の方法であって、上記保護鎖がメトキシポリエチレングリコール類似体からなり、上記ポリマー性担体の上記類似体との連結が半安定性ゲルを生成することを特徴とする。 32. 請求項30に記載の方法であって、更に、上記組成物の上記担体、保護鎖、或いはその両者に標的指向基を連結することを特徴とする。 33. 請求項1に記載の組成物の疾病治療における利用であって、上記組成物の治療的有効量を患者に投与し、上記リポーター基を検出して上記組成物の分布の視覚化画像を得ることが出来る画像診断技法を用いて患者を精査することにより利用することを特徴とする。 34. 請求項1に記載の組成物の疾病治療用医薬製造のための利用であって、上記医薬の治療的有効量を患者に投与し、上記リポーター基を検出して上記医薬の分布の視覚化画像を得ることが出来る画像診断技法を用いて患者を精査することによる疾病治療の医薬の製造に利用することを特徴とする。 35. 請求項33或いは34に記載の組成物であって、上記投与が静脈内或いは腹腔内注射によることを特徴とする。 36. 請求項33或いは34に記載の組成物であって、上記画像診断技法が磁気共鳴画像診断、核医薬画像診断、陽電子放射断層撮影法、或いは単一光量子放射コンピューター断層撮影法であることを特徴とする。 37. 請求項33或いは34に記載の組成物であって、更に、上記患者の直径1ミリメター以下の血管を精査して上記ミリメーター以下の血管の視覚化画像を得ることからなることを特徴とする。 38. 請求項33或いは34に記載の組成物であって、上記リポーター基が患者の体重1kg当り 0.05 mmol以下の用量で提供されるガドリニウムからなることを特徴とする。
IPC (7):
A61K 45/00 AEE
, A61B 5/055
, A61K 45/00 AAN
, A61K 45/00 ABE
, A61K 45/00 ADY
, A61K 47/48
, A61K 49/00
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (4)
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特開平2-300133
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特開昭62-275128
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特開昭63-255237
Article cited by the Patent:
Cited by examiner (4)
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J.Biol.Chem., 1977, 252(11), 3578-3581
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Biochim.Biophys.Acta, 1986, 883, 460-467
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Hybridoma, 1987, 6(3), 229-240
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Invest.Radiol., 1991, 26, 969-974
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