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J-GLOBAL ID:200903008287198376

α-1,3-多分岐デキストラン水解酵素、その製造法及び環状イソマルトオリゴ糖の製造法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 平木 祐輔 (外1名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1997037691
Publication number (International publication number):1998229876
Application date: Feb. 21, 1997
Publication date: Sep. 02, 1998
Summary:
【要約】【解決手段】 α-1,3-結合の分岐を有する多分岐デキストランに作用し、グルコースを生成する新規なα-1,3-多分岐デキストラン水解酵素、及びスフィンゴバクテリウム属に属する微生物を用いて前記酵素の製造方法並びに前記酵素を用いた環状イソマルトオリゴ糖の製造法。【効果】 本酵素は、環状イソマルトオリゴ糖の分離精製時に混入している既存のエキソ型グルコアミラーゼ、グルコデキストラナーゼ等では殆ど水解されない分岐環状イソマルトオリゴ糖の分岐鎖を特異的に水解でき、該環状オリゴ糖の精製を更に簡略化でき且つ環状イソマルトオリゴ糖の純度の向上に寄与することができた。従って、本発明は、産業上極めて有意義である。
Claim (excerpt):
以下の理化学的性質を有するα-1,3-多分岐デキストラン水解酵素。?@作用α-1,3-結合の分岐を有する多分岐デキストランに作用し、グルコースを生成する。?A至適pH及び安定pH範囲至適pHは、7.0付近であり、安定pH範囲は、5.5〜8.0である。?B基質特異性グルコ2糖を基質とした場合には、α-1,2>α-1,4>α-1,3>α-1,6 結合の順に良く作用する。多糖の場合には、デキストランに最も良く作用し、次いでα-1,3-多分岐デキストランに良く作用するが、α-1,3-グルカンであるムタンには殆ど作用しない。?C阻害及び活性化Hg2+、Cu2+、Ni2+及びFe2+等で90%以上阻害され、Ca2+で約30%活性化される。?D分子量ゲル濾過法では約9万であり、SDS PAGE法では約8万である。?E作用適温の範囲45°C付近に適温を有する。?F温度等による失活の条件45°C、15分間の処理で約30%、50°C、15分間の処理でほぼ失活する。
IPC (3):
C12N 9/24 ,  C12P 19/00 ,  C12R 1:01
FI (2):
C12N 9/24 ,  C12P 19/00

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