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J-GLOBAL ID:200903011449996892

植物個体の光合成活性の推定方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 石田 敬 (外3名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1997269703
Publication number (International publication number):1999103677
Application date: Oct. 02, 1997
Publication date: Apr. 20, 1999
Summary:
【要約】【課題】 質量分析を使用した植物個体の光合成活性の新規な推定方法の提供。【解決手段】 被検体植物個体の炭素同位体比δ13C及び葉の単位面積当たりの窒素量Nを質量分析計により測定し、以下の式:A長期=(αN+β)[(-12.4-δ13C)/25/Pa-Γ]を用いて、植物個体の光合成活性(生長速度、光合成速度)を推定する。
Claim (excerpt):
被検体植物個体の光合成活性の推定方法であって、以下の段階:(1)以下の式(1):A瞬間=k(Ci瞬間-Γ) 式(1){式中、A瞬間は、被検体植物個体の葉の瞬間的な光合成活性であり、kは、カルボキシレーション・エフィシェンシー(Carboxylation efficiency)であり、Ci瞬間は、瞬間的な細胞内二酸化炭素濃度であり、そしてΓは、光合成に関する二酸化炭素の補償濃度である。}において、A瞬間とCi瞬間を実測して、kを求め;(2)以下の式(2)の相関式:k=αN+β 式(2){式中、kは、上記式(1)において定義したものと同じであり、αは、この相関式の傾きであり、Nは、段階(1)において光合成活性を実測された葉の単位面積当たりの窒素量であり、そしてβは、この相関式の切片である。}において、Nを質量分析計を用いて実測し、そして段階(1)において求めたkを用いて、最小2乗法により、上記αとβを求め;(3)段階(1)において光合成活性を実測された葉の炭素同位体比δ13Cを以下の式(3): δ13C(0/00)=[(13C/12C被検体試料)/(13C/12C標準試料)-1]×1000 式(3){式中、13C/12C被検体試料は、同位体質量分析計を用いて実測された上記葉の13C(原子量13の炭素の同位元素)と12C(原子量12の炭素の同位元素)の比率であり、そして13C/12C標準試料は、標準試料の上記13C/12C比である。}により求めたδ13Cを、以下の式(4): Ci長期=(-12.4-δ13C)/25/Pa 式(4){式中、Ci長期は、週〜年の長期間の平均的な細胞内二酸化炭素濃度であり、そしてPaは、大気圧である。}に代入して、上記Ci長期を求め;及び(4)上記式(2)及び上記式(4)を上記式(1)に代入して得た以下の式(5): A長期=(αN+β)[(-12.4-δ13C)/25/Pa-Γ] 式(5){式中、A長期は、週〜年の長期間における平均的な光合成活性であり、α及びβは、段階(2)において求めたものであり、Paは、上記式(4)において定義したものと同じであり、Γは、上記式(1)において定義したものと同じである。}に、質量分析計を用いて実測された葉の窒素量N、及び上記質量分析計を用いて同一試料から実測された13C/12C比から上記式(3)を用いて求めたδ13Cを、代入して上記A長期を求める、を含む方法。
IPC (3):
A01G 7/00 603 ,  G01N 33/00 ,  G01N 33/497
FI (3):
A01G 7/00 603 ,  G01N 33/00 C ,  G01N 33/497 C

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