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J-GLOBAL ID:200903012207739140
ヒト胚幹細胞を迅速に拡大するための培養系
Inventor:
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Applicant, Patent owner:
Agent (3):
清水 初志
, 橋本 一憲
, 新見 浩一
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):2003525623
Publication number (International publication number):2005501554
Application date: Sep. 05, 2002
Publication date: Jan. 20, 2005
Summary:
本開示は、ヒト多能性幹細胞を培養するための改良系を提供する。多能性幹細胞は伝統的に、分化を防ぐために(マウス胚線維芽細胞等の)フィーダー細胞層上で培養される。本明細書に記載する系では、フィーダー細胞の役割は、分化させずに迅速な増殖を支持する、培養環境に添加される成分と入れ替わっている。効果的な特徴とは、細胞にとって適切な支持構造、および、別の細胞種であらかじめ馴化することなく培養物中に新しく添加され得る効果的な培地である。本発明に従って新鮮培地中でヒト胚幹細胞を培養することにより、細胞は、3種の胚性胚葉すべてに相当する細胞に分化する能力を保持しながらも、驚くほど迅速に拡大する。この新規な培養系により、薬剤スクリーニングおよびヒトの治療において使用する重要な産物の商業生産のためのpPS細胞の大量増殖が可能となる。
Claim (excerpt):
以下の段階を含む、多能性幹細胞の集団を拡大するための方法:
a) ヒト胚盤胞から単離または増殖された多能性幹細胞の集団を得る段階;
b) 下記成分
i) 単離された細胞外マトリックス成分から作製された細胞外マトリックス、
ii) タンパク質またはアミノ酸、ヌクレオシド、および脂質を含む、新鮮な等張培地、
iii) 線維芽細胞増殖因子
を含む培養環境中で、細胞集団を培養する段階;ならびに
c) 各培養環境中の細胞がすべて同じ遺伝子型を有する段階であって、
少なくとも50%の細胞が未分化であって内胚葉、中胚葉、および外胚葉の派生体への分化を引き起こされ得るように、集団内の細胞数が少なくとも10倍拡大されるまで、任意で、細胞集団を、該成分を含む新たな培養環境中に1回または複数回継代する段階。
IPC (3):
C12N5/06
, C12N5/10
, C12N15/09
FI (3):
C12N5/00 E
, C12N5/00 B
, C12N15/00 A
F-Term (21):
4B024AA20
, 4B024CA04
, 4B024DA03
, 4B024EA04
, 4B024FA02
, 4B024GA11
, 4B065AA93X
, 4B065AB01
, 4B065BA01
, 4B065BB34
, 4B065BC46
, 4B065BD39
, 4B065BD41
, 4B065CA44
, 4B065CA60
, 4C087AA01
, 4C087AA03
, 4C087BB64
, 4C087CA04
, 4C087NA14
, 4C087ZB21
Patent cited by the Patent:
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