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J-GLOBAL ID:200903014182494395

量子暗号の構成方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 三好 秀和 (外1名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1997127427
Publication number (International publication number):1998322329
Application date: May. 16, 1997
Publication date: Dec. 04, 1998
Summary:
【要約】【課題】 2状態のみ使用し、測定系の切り替えが不要であり、ビット照合のみで安全性を確保でき、送信パルス列のすべてを利用しうる量子暗号の構成方法を提供する。【解決手段】 送信者1はビット”0”の場合はポートAから、ビット”1”の場合はポートBから光パルス3を入れて、乱数表6を送信する。光パルス3は分岐比が非対称なビームスプリッタ25で分割され、ビームスプリッタ25からの一方の光パルス26は光ファイバ16、遅延24を通ってビームスプリッタ29に入射し、他方の光パルス27は遅延23、光ファイバ17、π位相シフト28を通ってビームスプリッタ29に入射し、ポートAから入射した光パルス3はポートA′に、ポートBから入射した光パルス3はポートB′に出射し、受信者2はポートA′かB′かを見ているだけで送信者1の乱数表6を再生できる。
Claim (excerpt):
量子力学的状態を変調した第1の信号を伝える量子チャンネルと古典的状態を変調した第2の信号を伝える古典チャンネルを用い、不確定性原理に基づいて盗聴行為によって前記第1の信号に発生する撹乱の有無を前記古典チャンネルを用いて監視しながら、乱数表を送信側より受信側に伝送し、前記乱数表を秘密鍵とする量子暗号の構成方法であって、送信側において、たかだか1つの光子からなる光パルスを発生し、入力口から第1と第2の出力口への分岐比が等しくない第1のビームスプリッタの第1と第2の入力口のいずれかを乱数表の1ビットの値に基づいて選択し、前記選択された入力口から前記光パルスを入力し、前記第1の出力口を第1の量子チャンネルに接続し、前記第2の出力口を送信側と受信側の直線距離と前記量子チャンネルの光路長との差よりも長い第1の遅延路に接続し、その出力を第2の量子チャンネルに接続し、受信側においては、前記第1の量子チャンネルの出力を前記第1の遅延路と等しい長さの第2の遅延路に接続し、その出力を前記第1のビームスプリッタと同一の分岐比を持つ第2のビームスプリッタの第1の入力口に接続し、前記第2の量子チャンネルの出力を前記第2のビームスプリッタの第2の入力口に接続し、前記第1のビームスプリッタの第1の入力口から前記第2のビームスプリッタの第2の出力口に至る2つの光路の位相差がπになるように調整し、前記第2のビームスプリッタの第1の出力口を第1の光検出手段に入力し、第2の出力口を第2の光検出手段に入力し、どちらの光検出手段が検出したのかをもって1ビットの信号を登録し、これを繰り返すことにより前記乱数表の送信を行い、前記送信者の乱数表と受信者が記録した乱数表の一部を古典チャンネルにより照合し、一致していた場合のみ、前記乱数表の残りの部分を秘密鍵として登録することを特徴とする量子暗号の構成方法。
IPC (4):
H04L 9/38 ,  H04B 10/00 ,  H04L 9/08 ,  H04L 9/18
FI (4):
H04L 9/00 691 ,  H04B 9/00 Z ,  H04L 9/00 601 C ,  H04L 9/00 651

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