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J-GLOBAL ID:200903016791525380

免疫的寛容誘導剤

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 岡 誠一
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1995309692
Publication number (International publication number):1997121858
Application date: Nov. 06, 1995
Publication date: May. 13, 1997
Summary:
【要約】【解決手段】 哺乳動物の胎盤を破砕してホモジネートを得、該ホモジネートを遠心分離し、得られる上清液をアフィニティクロマトグラフィー(I)、イオン交換クロマトグラフィー、ゲルクロマトグラフィーおよびアフィニティクロマトグラフィー(II)に順次かけることにより得られ、以下の理化学的性質を有するSH-依存性プロテアーゼ。作用:L-prolyl-L-phenylalanyl-L-arginine 4-methyl-coumaryl-7-amideを分解してL-prolyl-L-phenylalanyl-L-arginineおよび7-amino-4-methyl-coumarinを生成する;最適pH範囲:5.6〜6.5;作用適温範囲:36.5〜37.5°C;安定性:-80°Cで30日間以上活性を保持し、100°C、3分間の加熱処理によって完全に失活する;分子量:30kDa。【効果】 本発明により新規SH-依存性プロテアーゼおよび該プロテアーゼを有効成分として含む免疫的寛容誘導剤が提供される。
Claim (excerpt):
哺乳動物の胎盤を破砕してホモジネートを得、該ホモジネートを遠心分離し、得られる上清液をアフィニティクロマトグラフィー(I)、イオン交換クロマトグラフィー、ゲルクロマトグラフィーおよびアフィニティクロマトグラフィー(II)に順次かけることにより得られ、以下の理化学的性質を有するSH-依存性プロテアーゼ。(1) 作用:β-メルカプトエタノールの存在下において、L-プロリル-L-フェニルアラニル-L-アルギニン 4-メチル-クマリル-7-アミドを加水分解してL-プロリル-L-フェニルアラニル-L-アルギニンおよび7-アミノ-4-メチル-クマリンを生成する下記の酵素反応を触媒する。L-プロリル-L-フェニルアラニル-L-アルギニン 4-メチル-クマリル-7-アミド + H2O → L-プロリル-L-フェニルアラニル-L-アルギニン + 7-アミノ-4-メチル-クマリン(2) 最適pH範囲:最適pHは、Pro-Phe-Arg-MCA を基質とした場合、pH5.6〜6.5である。(3) 作用適温の範囲:36.5〜37.5°Cの範囲にある。(4) 安定性:5mM酢酸緩衝液、pH 5.0中における精製酵素は-80°Cにおいて少なくとも30日間以上その活性を完全に保持している。また、100°C、3分間の加熱処理によって完全に失活する。(5) 分子量:SDS存在下におけるポリアクリルアミド電気泳動の蛋白染色およびビオチン標識コンカナバリンAによるウエスタンブロット検出法で測定した結果、30kDaである。
IPC (3):
C12N 9/64 ,  A61K 35/50 ,  A61K 38/48 ABC
FI (3):
C12N 9/64 Z ,  A61K 35/50 ,  A61K 37/547 ABC

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