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J-GLOBAL ID:200903017962323451

プロピレン-エチレン系ブロック共重合体の製造方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 長谷川 曉司
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1994147731
Publication number (International publication number):1996012732
Application date: Jun. 29, 1994
Publication date: Jan. 16, 1996
Summary:
【要約】【構成】 Mg化合物、Ti化合物およびSi化合物、および必要に応じてアルコール類を加熱反応させ、ついで反応生成物を電子供与性化合物と接触させた後、さらにハロゲン含有Ti化合物を20°C以下の温度で接触させ、接触終了後、接触生成物を2.0°C/min以下の平均昇温速度で昇温した後、110°Cを越える温度で処理することによって得られる固体を含む固体触媒成分を用いること、ならびに第2段階以降において、新たに電子供与性化合物を供給することを特徴とするプロピレン-エチレン系ブロック共重合体の製造方法。【効果】 本発明の方法によれば、プロピレン-エチレンブロック共重合体を製造した際に、高い活性と立体規則性に加え、高EPR含量のブロック共重合体を、低い粉体付着力と良好な粒子流動性で製造することが可能であり、工業的にきわめて有用である。
Claim (excerpt):
Ti含有固体触媒成分(A)と、有機Al化合物(B)および電子供与性化合物(C)からなる触媒の存在下、第1段階において、気相中のプロピレン濃度が90モル%以上である条件下で重合することによってプロピレン系重合体を製造し、次いで第2段階以降において、該重合段階以前に製造された重合体の存在下に、プロピレンとエチレンを、気相中のプロピレン濃度が90モル%未満である条件下で共重合させることによって、プロピレン-エチレン系ブロック共重合体を製造する方法において、Ti含有固体触媒成分(A)として、一般式Mg(OR1 )n (OR2 )2-n (式中、R1 ,R2 は、アルキル基、アリール基またはアラルキル基を示し、R1 とR2 は同一でも異なってもよい。nは、0≦n≦2を示す。)で表されるMg化合物(a1)、一般式Ti(OR3 )4-m Xm (式中、R3 はアルキル基、アリール基またはアラルキル基を示す。またXは、ハロゲンを示す。mは、0≦m≦4を示す。)で表されるTi化合物(a2)、および一般式Si(OR4 )4-k Xk (式中、R4 はアルキル基、アリール基またはアラルキル基を示す。またXは、ハロゲンを示す。kは、0≦k≦4を示す。)で表されるSi化合物(a3)、および必要に応じて一般式R6 OH(式中、R6 はアルキル基、アリール基、アラルキル基、またはSi含有基を示す。)で表される化合物(a4)を加熱反応させ、ついで該反応生成物(a* )を電子供与性化合物(c* )と接触させた後、さらに一般式TiXj (OR5 )4-j (式中、Xはハロゲン、R5 は、アルキル基、アリール基またはアラルキル基を示す。jは、0≦j≦4を示す。)で表されるハロゲン含有Ti化合物(b* )を20°C以下の温度で接触させ、接触終了後、該接触生成物を2.0°C/min以下の平均昇温速度で昇温した後、110°Cを越える温度で処理することによって得られる固体(A* )を含む固体触媒成分(A)を用いること、ならびに、第2段階以降において、新たに電子供与性化合物(D)を供給することを特徴とするプロピレン-エチレン系ブロック共重合体の製造方法。
IPC (3):
C08F297/08 MRH ,  C08F 4/658 MFG ,  C08F210/16

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