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J-GLOBAL ID:200903020139972810
無水マレイン酸で変性したポリマーを含有する直接塗布可能な熱可塑性オレフィン組成物
Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1):
中村 稔 (外7名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1998063827
Publication number (International publication number):1999255985
Application date: Feb. 06, 1998
Publication date: Sep. 21, 1999
Summary:
【要約】【課題】 直接塗布可能な熱可塑性オレフィン組成物を提供する。【解決手段】 成分として、(1)熱可塑性オレフィン、(2)無水マレイン酸をグラフト化したプロピレンホモポリマー又はランダムコポリマー、(3)無水マレイン酸をグラフト化したオレフィンポリマー材料、(4)グラフト化したポリマーの無水マレイン酸基と反応する官能化ポリマー、(5)マレイン酸をグラフト化したエチレンポリマーを配合する。
Claim (excerpt):
本発明の組成物は、重量基準で以下に示す組成:(1)熱可塑性オレフィンであって、(a)アイソタクチック指数が90をこえるプロピレンホモポリマー約10〜約60%、又はエチレン及び/又はC4-8 のα-オレフィンとの結晶性プロピレンコポリマーであって、プロピレン含量が85%よりも大きく、アイソタクチック指数が85%よりも大きいコポリマー約10〜約60%、(b)無定形のエチレン-プロピレンコポリマー画分又はエチレン-ブテンコポリマー画分であって、適宜約1〜約10%のジエンを含み、室温下でキシレンに可溶性であり、約30〜約70%のエチレンを含むコポリマー画分約30〜約60%、(c)半結晶性のエチレン-プロピレンコポリマー又はエチレン-ブテンコポリマーであって、室温下でキシレンに不溶性であり、75%をこえるが92%未満のエチレンを含有するコポリマー約2〜約20%、及び、(d)0.91〜0.96g/cm3 の密度及び0.1〜100g/10分間のメルトインデックスを有するエチレンポリマー約5〜約20%、を含む熱可塑性オレフィン100部、(2)無水マレイン酸をグラフト化したプロピレンホモポリマー又はエチレン/プロピレンランダムコポリマーであって、無水マレイン酸含量が約2〜約5%であり、分子量Mn が約2500〜25,000であるホモポリマー又はコポリマーの熱可塑性オレフィン100部あたり約8〜約14部、(3)無水マレイン酸含量が少なくとも0.3%であるが3%未満の、無水マレイン酸をグラフト化したオレフィンポリマー材料であって、(a)エチレン/プロピレンコポリマーゴム又はエチレン/ブテンコポリマーゴムを含有する無水マレイン酸をグラフト化したポリオレフィンゴムであって、適宜約0.5%〜約10%のジエンを含有し、エチレン含量が約30〜約70%であるポリオレフィンゴム、及び、(b)無水マレイン酸をグラフト化したプロピレンポリマー材料であって、(i)アイソタクチック指数が約80〜約99%であるプロピレンホモポリマー約10〜約50%又は、コポリマーであって、(a)プロピレン及びエチレンのコポリマー、(b)プロピレン、エチレン及びCH2=CHRで示されるα-オレフィン(RはC2-8 の直鎖又は分岐したアルキル基である)のコポリマー、及び(c)プロピレン及び前記(i)(b)で定義したα-オレフィンのコポリマーからなる群より選ばれ、約85〜約99%のプロピレンを含有し、かつアイソタクチック指数が約80〜約98%であるコポリマー約10〜約50%、(ii)示差走査熱量測定(DSC)による結晶化度が約20〜約60%である、半結晶質の、本質的には直鎖状のコポリマー画分であって、該コポリマーが、(a)エチレン及びプロピレンのコポリマーであって、50%をこえるエチレンを含有するコポリマー、(b)エチレン、プロピレン及び前記(1)(b)で定義したα-オレフィンのコポリマーであって、約1〜約10%のα-オレフィン及び55%をこえ98%までのエチレン及びα-オレフィンの両者を含有するコポリマー、及び(c)エチレン及び前記(i)(b)で定義したα-オレフィンのコポリマーであって、55%をこえ98%までのα-オレフィンを含有するコポリマーからなる群より選ばれ、室温又は周囲温度下、キシレンに不溶性であるコポリマー画分約3〜約20%、及び、(iii)コポリマー画分であって、(a)エチレン及びプロピレンのコポリマーであって、20%〜40%未満のエチレンを含むコポリマー、(b)エチレン、プロピレン及び前記(i)(b)で定義したα-オレフィンのコポリマーであって、約1〜約10%のα-オレフィンが存在し、存在するエチレン及びα-オレフィンの量が20%〜45%未満であるコポリマー、及び(c)エチレン及び前記(i)(b)で定義したα-オレフィンのコポリマーであって、20%〜45%未満のα-オレフィンを含有し、適宜約0.5〜約10%のジエンを含むコポリマーからなる群より選ばれ、周囲温度下、キシレンに可溶性であり、極限粘度数が約1.7〜約3.0dl/gであるコポリマー画分約40〜約80%、から本質的に構成され、全オレフィンポリマー組成物を基準とした画分(ii)及び(iii)の画分の総量が約65%〜約80%であり、画分(ii)/(iii)の重量比が約0.1〜約0.3であり、画分(ii)+(iii)におけるエチレン若しくはC4-8 のα-オレフィン又はそれらの組み合わせの総含量が50%未満であるプロピレンポリマー材料、からなる群より選ばれるオレフィンポリマー材料の熱可塑性オレフィン100部あたり約5〜約14部、(4)グラフト化したポリマーの酸無水物基と反応する官能化ポリマーであって、(a)アミンを末端基とするポリアルキレングリコールの熱可塑性オレフィン100部あたり約2.7〜約6部、(b)ヒドロキシル化ポリマーであって、(i)ヒドロキシル化ポリエチレン、(ii)ヒドロキシル化ポリブテン、及び、(iii)ヒドロキシル化ポリブタジエンからなる群より選ばれるヒドロキシル化ポリマーの熱可塑性オレフィン100部あたり約2〜約6部、並びに、c)(a)+(b)の混合物であって、(a)対(b)の比が約0.1〜約0.9である混合物の熱可塑性オレフィン100部あたり約2〜約6部、からなる群より選ばれる官能化ポリマー、を含み、(2)+(3)が熱可塑性ポリオレフィン100部あたり少なくとも16部であるが27部未満であることを特徴とする組成物。
IPC (7):
C08L 23/16
, B29C 45/00
, C08L 23/10
, C08L 23:10
, C08L 23:26
, C08L 71:02
, B29K 23:00
FI (3):
C08L 23/16
, B29C 45/00
, C08L 23/10
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (3)
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プロピレン系重合体組成物
Gazette classification:公開公報
Application number:特願平4-278561
Applicant:三井石油化学工業株式会社
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塗装性の改良された成形体及びその製造方法
Gazette classification:公開公報
Application number:特願平4-052875
Applicant:三菱油化株式会社
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特開昭59-056442
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