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J-GLOBAL ID:200903021197081867

表面の耐剥離特性に優れた炭窒化処理鋼

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 穂上 照忠 (外1名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1994091770
Publication number (International publication number):1995300662
Application date: Apr. 28, 1994
Publication date: Nov. 14, 1995
Summary:
【要約】【目的】優れた耐剥離特性と高耐食性を有する表面改質鋼を提供する。【構成】表面層が化合物層と拡散層とからなる炭窒化処理鋼であって、化合物層の最表層部は炭素(C)固溶型ε相〔Fex (N,C) 、但し、x = 2.1〜2.7 〕主体のもの、化合物層の残部はC固溶型ε相〔Fem (N,C) 、但し、x ≦m ≦ y〕主体のもの、化合物層と拡散層との境界部はγ′相(Fez N 、但し、z ≒4)を体積率で20%以下で含むC固溶型ε相〔Fey (N,C) 、但し、y = 2.8〜3.0 〕、又はこのC固溶型ε相とマトリックス相主体のものからそれぞれなり、C固溶型ε相の格子定数が深さ方向で連続的に減少している表面の耐剥離特性に優れた炭窒化処理鋼。【効果】本発明鋼は、化合物層中のε相が炭素固溶型であると共に、この相中のFe成分比率とその表面層の深さ方向での変化の度合いが適正であるため、高耐食性と高耐剥離特性とを有する。
Claim (excerpt):
表面層がその深さ方向に化合物層(ポーラス層及び緻密層)と拡散層とからなる炭窒化処理表面改質鋼であって、化合物層の最表層部は炭素固溶型ε相〔Fex(N,C) 、ただし、x = 2.1〜2.7 〕を主体とするものからなり、化合物層の残部は炭素固溶型ε相〔Fem (N,C) 、ただし、x ≦m ≦ y〕を主体とするものからなり、化合物層と拡散層との境界部はγ′相(Fez N 、ただし、z ≒4)を体積率で20%以下で含む炭素固溶型ε相〔Fey (N,C) 、ただし、y = 2.8〜3.0 〕、またはこの炭素固溶型ε相とマトリックス相とを主体とするものからなり、炭素固溶型ε相の格子定数が深さ方向で連続的に減少していることを特徴とする表面の耐剥離特性に優れた炭窒化処理鋼。
IPC (3):
C23C 8/32 ,  C23C 8/38 ,  C23C 8/56
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (1)
  • 特開昭61-069957

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