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J-GLOBAL ID:200903021587034177

残留α粒を有する高温強度に優れたマルテンサイト系酸化物分散強化型鋼の製造方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 清水 千春
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):2003308458
Publication number (International publication number):2005076087
Application date: Sep. 01, 2003
Publication date: Mar. 24, 2005
Summary:
【課題】高温強度に優れたマルテンサイト系酸化物分散強化型鋼を製造するために、熱間押出し時にα→γ変態を生じず、酸化物粒子が微細高密度に分散した残留α粒の割合を高めることができる方法を提供する。【解決手段】元素粉末または合金粉末とY2 O3 粉末を混合して機械的合金化処理を行い、熱間押出しにより固化した後、最終熱処理として焼きならし焼き戻し熱処理を施すことにより、質量%で、Cが0.05〜0.25%、Crが8.0〜12.0%、Wが0.1〜4.0%、Tiが0.1〜1.0%、Y2 O3 が0.1〜0.5%、残部がFeおよび不可避不純物からなるY2 O3 粒子を分散させたマルテンサイト系酸化物分散強化型鋼を製造する方法において、鋼中の過剰酸素量(鋼中の酸素量からY2 O3 中の酸素量を差し引いた値)が特定の値となるように機械的合金化処理に際して粉末配合を行うこと。【選択図】なし
Claim (excerpt):
元素粉末または合金粉末とY2 O3 粉末を混合して機械的合金化処理を行い、熱間押出しにより固化した後、最終熱処理として焼きならし焼き戻し熱処理を施すことにより、質量%で、Cが0.05〜0.25%、Crが8.0〜12.0%、Wが0.1〜4.0%、Tiが0.1〜1.0%、Y2 O3 が0.1〜0.5%、残部がFeおよび不可避不純物からなるY2 O3 粒子を分散させたマルテンサイト系酸化物分散強化型鋼を製造する方法において、鋼中の過剰酸素量が 0.22×Ti<ExO<0.32-8C/3+2Ti/3 (式中、 ExO:鋼中の過剰酸素量、質量% Ti:鋼中のTi含有量、質量% C:鋼中のC含有量、質量% ここで過剰酸素量ExOは、YがすべてY2 O3 として存在すると仮定して 鋼中の全酸素量からY2 O3 中の酸素量を差し引いた量であり、次式に従 い算出する: ExO=Ototal -0.27Y Ototal :鋼中の全酸素量、質量% Y:鋼中のY量、質量%) となるように前記機械的合金化処理に際して粉末配合を行うことによって、前記熱間押出し時にα→γ変態を生じず、酸化物粒子が微細高密度に分散した残留α粒の割合を高めることを特徴とする残留α粒を有する高温強度に優れたマルテンサイト系酸化物分散強化型鋼の製造方法。
IPC (2):
B22F3/12 ,  C22C38/00
FI (2):
B22F3/12 ,  C22C38/00 304
F-Term (3):
4K018BA18 ,  4K018BA20 ,  4K018EA31
Patent cited by the Patent:
Cited by applicant (1)

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