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J-GLOBAL ID:200903022676329454

光学的等方性フィルムの製造方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 前田 純博
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1994088554
Publication number (International publication number):1995256664
Application date: Apr. 26, 1994
Publication date: Oct. 09, 1995
Summary:
【要約】【目的】屈折率差が小さい光学的等方性フィルムを得る。【構成】流延製膜法で光学的等方性フィルムを製造する際に、キャスティングドラムまたはキャクスティングベルトから剥離した後の溶剤を含んだフィルムを、テンター式乾燥機を利用して乾燥を行なう。その際に、まずは雰囲気温度および滞留時間を制御しつつ4つの連続した乾燥工程によってフィルムを乾燥させる。かつ第1乾燥工程ではフィルム幅方向の両端を把持しない状態でフィルムを走行させ、第2乾燥工程においては両端を把持しながらフィルムを走行させ、第3乾燥工程ではフィルム把持部分を切断削除した後、両端を把持しない状態でフィルムを走行させ、第4乾燥工程でも把持しない状態でフィルムを走行させる。更にはその後に設けた第5乾燥工程によって、雰囲気温度、滞留時間、およびフィルム走行方向の張力を制御しつつ乾燥を行なう。
Claim (excerpt):
流延製膜法で光学的等方性フィルムを製造する際に、キャスティングドラムまたはキャスティングベルトから剥離した後の溶剤を含んだフィルムを、まずテンター式乾燥機を利用して雰囲気温度が制御された4つの連続した乾燥工程によってフィルムを乾燥させる工程を設け、その内の第1乾燥工程におけるフィルムの見かけのガラス転移温度Tg1(°C)、第2乾燥工程におけるフィルムの見かけのガラス転移温度Tg2(°C)、第3乾燥工程におけるフィルムの見かけのガラス転移温度Tg3(°C)、第4乾燥工程におけるフィルムの見かけのガラス転移温度Tg4(°C)に対して、第1乾燥工程における雰囲気温度Tc1(°C)をTg1≦Tc1≦Tg1+60、第2乾燥工程における雰囲気温度Tc2(°C)をTg2≦Tc2≦Tg2+60、第3乾燥工程における雰囲気温度Tc3(°C)をTg3≦Tc3≦Tg3+60、第4乾燥工程における雰囲気温度Tc4(°C)をTg4-70≦Tc4≦Tg4-20に制御し、かつ第1乾燥工程ではフィルム幅方向の両端を把持しない状態でフィルムを走行させ、第2乾燥工程においては把持具によってフィルム幅方向の両端を把持しながらフィルムを走行させ、第3乾燥工程ではフィルム幅方向両端の少なくとも把持部分の領域を切断削除した後、フィルム幅方向の両端を把持しない状態でフィルムを走行させ、第4乾燥工程でもフィルム幅方向の両端を把持しない状態でフィルムを走行させ、さらに第1乾燥工程におけるフィルムの滞留時間tm1(分)を1≦tm1≦5、第2乾燥工程におけるフィルムの滞留時間tm2(分)を1≦tm2≦5、第3乾燥工程におけるフィルムの滞留時間tm3(分)を0.5≦tm3≦2.5、第4乾燥工程におけるフィルムの滞留時間tm4(分)を0.5≦tm4≦2.5とし、さらに第4乾燥工程を経た後のフィルムをさらに乾燥させるために、懸垂式またはフロート式乾燥機によって乾燥を行なう第5乾燥工程を設け、第5乾燥工程におけるフィルムの見かけのガラス転移温度Tg5(°C)に対して、第5乾燥工程における雰囲気温度Tc5(°C)をTg5-20≦Tc5≦Tg5+50とし、かつ第5乾燥工程におけるフィルムの滞留時間tm5(分)を10≦tm5≦60とし、さらに第5乾燥工程におけるフィルム走行方向の張力を0.5〜2.5kg/平方cmとすることを特徴とする光学的等方性フィルムの製造方法。
IPC (3):
B29C 41/12 ,  B29C 41/46 ,  B29L 7:00

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