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J-GLOBAL ID:200903022817527220

イオン電導材料からなる構造部分に埋め込まれた金属の腐食を検知する腐食測定システム用電極構造群

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 岸本 瑛之助 (外3名)
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):1998536216
Publication number (International publication number):2001513881
Application date: Feb. 10, 1998
Publication date: Sep. 04, 2001
Summary:
【要約】構造部分(36)内に互いに距離をおいて配置され、好ましくは構成部分に埋め込まれた金属と同一の材料からなる多数の電極(24)を有し、その電極が構成部分から導出された電気的な導線(32)によって測定回路に接続可能である、イオン導電性の材料、特にコンクリートからなる構成部分内に埋め込まれた金属の腐食を決定する腐食測定装置のための電極構造群である。電極構造群には、棒状のベース体(4)が設けられ、そのベース体(4)の両端部に設けられた2つのフランジ部分(6、18)の間で多数のスペーサリング(20)を支持している。スペーサリング(20)間にシールリング(26)と電極を形成する電極リング(24)が交互に配置されており、その場合に電極リング(24)と接続された導線がリングの半径方向内側から外側へ導出される。フランジ部分(6、18)の間の距離を縮小する装置(12,14)が設けられており、スペーサリング(20)、シールリング(26)および電極リング(24)の側面が、スペーサリング(20)間の間隔が小さくなった場合にシールリング(26)と電極リング(24)が半径方向に押し広げられるように形成されているので、シールリング(26)と電極リング(24)は構造部分(36)に形成された孔(35)へ挿入した後にフランジ部分(6、18)間の間隔が小さくなった場合に、孔(35)の内周と密着する。
Claim (excerpt):
請求項1.イオン電導性の材料からなる、特にコンクリートからなる構造部分(36)内に埋め込まれた金属の腐食を検知するために構造部分(36)内に埋め込まれる、腐食測定システム用電極構造群であって、 構造部分(36)内で互いに間隔をおいて配置され、好ましくは構造部分に埋め込まれた金属と同一の材料からなる多数の電極(24)を有し、その電極(24)が構造部分(36)から導出された電気的な導線(32)によって測定回路へ接続可能であるものにおいて、 棒状のベース体(4)を有し、 ベース体(4)における両フランジ状部分(6,18)の間に多数のスペーサリング(20)が支持されており、 隣り合うスペーサリング(20)間にシールリング(26)および電極を形成する電極リング(24)が交互に配置されており、 電極リング(24)と電気的に接続された導線がリング(24)の半径方向内側を通って電極構造群の外部へ導出されており、 フランジ状部分(6、18)間の距離を縮小する装置(12、14)を有し、 スペーサリング(20)、シールリング(26)および電極リング(24)の側面が、隣り合うスペーサリング(20)の間隔が小さくされた場合に、シールリング(26)と電極リング(24)が半径方向に押し広げられるような形状になされており、 シールリング(26)と電極リング(24)は、電極構造群を構造部分(36)に形成された孔(35)へ挿入した後に、フランジ状部分(6、18)の間隔が小さくされると、孔(35)の周壁に密に接するようになされていることを特徴とする電極構造群。 請求項2.隣り合うスペーサリング(20)によって、シールリング(26)の半径方向への押し広げが制限されるようになされていることを特徴とする請求項1に記載の電極構造群。 請求項3.シールリング(26)が、円形横断面を有することを特徴とする請求項1または2に記載の電極構造群。 請求項4.電極リング(24)が台形横断面を有し、台形の側面の傾斜が、スペーサリング(20)の外縁に形成された斜面(22)の傾斜に適応していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電極構造群。 請求項5.電極リング(24)の外周面がローレット加工されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電極構造群。 請求項6.フランジ状部分(6、18)間の距離を縮小する装置が、ベース体(4)のねじ部(12)にねじ合わされたナット(14)を有し、そのナット(14)を回転させることによって一方のフランジ状部分(18)がベース体(4)に沿って摺動可能であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の電極構造群。 請求項7.フランジ状部分(18)が、全体としてハット状に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の電極構造群。 請求項8.電極リング(24)と接続された導線(32)が、ベース体(4)の一方の端部に設けられた接続ブッシュ(30)まで伸びていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の電極構造群。 請求項9.接続ブッシュ(30)が、ハット状のフランジ状部分(18)の内部に配置されており、ブッシュ(30)が配置されたフランジ状部分(18)内の空間を閉じるキャップ(46)が設けられていることを特徴とする請求項7または8に記載の電極構造群。 請求項10.ナット(14)側のフランジ状部分(18)におけるナット(14)とは反対側の端面にシール(48)が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の電極構造群。 請求項11.ベース体(4)が中空であって、電極リング(24)に接続された導線(32)をベース体(4)の内部に導入するための長手スリット(8)がベース(4)に形成されていることを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の電極構造群。 請求項12.ベース体(4)の内部がグリースで満たされており、その一方の前端部にグリースをベース体(4)の内部に導入するための通路(10)が設けられていることを特徴とする請求項10に記載の電極構造群。 請求項13.ベース体(4)とスペーサリング(20)との間にベース体(4)とスペーサリング(20)との回動を防止する回動防止装置(40、42)が設けられていることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の電極構造群。 請求項14.回動防止装置(40、42)が、フランジ状部分(18)とベース体(4)との間に設けられていることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の電極構造群。
IPC (2):
G01N 27/26 351 ,  G01N 17/02
FI (2):
G01N 27/26 351 A ,  G01N 17/02
Patent cited by the Patent:
Cited by applicant (1)

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