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J-GLOBAL ID:200903025606263285

フリーピストン・スターリング装置のケーシング

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 松田 三夫 (外1名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):2001321993
Publication number (International publication number):2003130480
Application date: Oct. 19, 2001
Publication date: May. 08, 2003
Summary:
【要約】【課題】 低コストで軽量で組み立て易く、かつ密閉性を高く保持しつつ圧力変形の影響が及ばないフリーピストン・スターリング装置のケーシングを可能にする。【解決手段】 金属製の板材から深絞り加工により製造した前部ケーシングの開口端の近傍円周面に複数のタブ11bを打ち抜き形成し、このタブの先端を半径内側方向に傾斜するように折り曲げる。シリンダ23の外周に段差23eと係止円周溝23gとシール部23cとを設ける。フリーピストン・スターリング装置2を前部ケーシング11に挿入すると、この前部ケーシングの開口端が段差23eに当接したときに、タブ11bの先端が係止円周溝23gに嵌り込んでこのフリーピストン・スターリング装置の挿入方向位置を固定する。前部ケーシング11と中央ケーシング12と後部カバー13とは、それぞれ全周溶接により密閉接合する。
Claim (excerpt):
フリーピストン・スターリング装置(2)を収納するケーシング(1)であって、上記フリーピストン・スターリング装置(2)は、フリーピストン(21)と駆動ピストン(22)とシリンダ(23)とリニアモータ(24)と電源接続部(25)と吸熱部(26)と蓄熱部(27)と放熱部(28)とを備え、上記フリーピストン(21)と上記駆動ピストン(22)とは、上記シリンダ(23)の中心に形成した同心状の円形貫通穴の内周面(23a,23b)を摺動して、相互に対抗して往復運動を行うように構成してあり、上記リニアモータ(24)と上記電源接続部(25)とは、上記シリンダ(23)の周囲に設けてあり、上記吸熱部(26)と上記蓄熱部(27)と上記放熱部(28)とを、それぞれ上記シリンダ(23)の一端部からこの順序でこのシリンダの周囲に設けるように構成してあるものであって、上記ケーシング(1)は、それぞれ金属製の板材からなる前部ケーシング(11)と中央ケーシング(12)と後部カバー(13)とを有し、上記前部ケーシング(11)は、上記吸熱部(26)と上記蓄熱部(27)と上記放熱部(28)とを収納可能な内径を有し、かつ一端が閉塞端であって他端が開口端である円筒形状に形成してあり、上記前部ケーシング(11)の開口端にはフランジ部(11a)が形成してあり、上記前部ケーシング(11)の開口端の近傍円周面にはこの前部ケーシングの軸方向に沿って複数のタブ(11b)が、上記閉塞端に先端を向けて打ち抜き形成してあり、上記タブ(11b)は上記前部ケーシング(11)の半径内側方向に上記先端が傾斜するよう折り曲げてあり、上記中央ケーシング(12)は、上記シリンダ(23)と上記リニアモータ(24)と上記電源接続部(25)とを収納可能な内径を有し、かつ両端が開口端(12a,12b)である円筒形状に形成してあり、上記中央ケーシングの(12)一方の開口端(12a)は、上記前部ケーシング(11)の外周面が密接挿入可能な内径に形成してあり、上記中央ケーシング(12)の外周面には、上記電源接続部(25)に対応する位置に電源を接触接続する接続スイッチ部(14)が設けてあり、上記後部カバー(13)は、上記中央ケーシング(12)の他方の開口端(12b)の内周面に密着挿入可能な外周形状に形成するよう構成してあり、上記シリンダ(23)の外周には、上記前部ケーシング(11)を挿入した場合に、この前部ケーシングの上記フランジ部(11a)が軸方向に当接する段差(23e)が形成してあり、上記段差(23e)の側面全周に亙って、上記フランジ部(11a)が当接する半径位置に凹溝(23f)が形成してあって、この凹溝には弾性リングシール(30)が装着してあり、上記シリンダ(23)の外周には、上記フランジ部(11a)が上記段差(23e)に当接するときに上記タブ(11b)の先端が侵入可能な係止円周溝(23g)が形成してあり、上記シリンダ(23)の外周面には、上記係止円周溝(23g)の近傍であって上記段差(23e)とは反対方向の位置に、上記前部ケーシング(11)の内周面が密接挿入可能な外径を有するシール部(23c)が形成してあり、上記シール部(23c)には円周溝(23d)が形成してあって、この円周溝にはリングシール(29)が装着してあり、上記前部ケーシング(11)の外周は、上記中央ケーシング(12)の一方の開口端(12a)の内周面に挿入されて密閉接合され、上記前部ケーシング(11)と上記中央ケーシング(12)との内側に、上記フリーピストン・スターリング装置(2)をこの前部ケーシングのフランジ部(11a)が上記シリンダ(23)の段差(23e)の側面に当接する位置まで挿入した後に、上記後部カバー(13)の外周と上記中央ケーシングの他方の開口端(12b)の内周部とを密閉接合して組み立てるように構成してあることを特徴とするフリーピストン・スターリング装置のケーシング。
IPC (2):
F25B 9/14 520 ,  F25B 9/14
FI (2):
F25B 9/14 520 F ,  F25B 9/14 520 Z

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