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J-GLOBAL ID:200903027712225581

π結合芳香族ビタミンキレート

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 大島 陽一 (外1名)
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):1994506288
Publication number (International publication number):1996502729
Application date: Jul. 28, 1993
Publication date: Mar. 26, 1996
Summary:
【要約】温血動物へのビタミンとミネラルの吸収を、金属イオンとビタミン配位子との間の結合の少なくとも1つが、前記イオンと水溶性ビタミンの芳香環の電子リッチなπ電子雲との間に形成されているビタミンキレート類によって促進することができる。このキレートは全体で1つ乃至3つの配位子を有しているが、ミネラルとの間にπ結合を形成する1つから3つのビタミン配位子を含み、存在するときには、1つまたは2つのアミノ酸、ジペプチド、またはトリペプチド配位子を含む。ミネラルは、Fe、Cu、Zn、Mg、Mn、Caからなるグループから選択される。水溶性ビタミン配位子は好ましくはニコチンアミド、ニコチン酸、ピリドキシン、チアミン、リボフラビン、及び葉酸の残基である。アミノ酸は、例えばグリシンのような自然に存在するαアミノ酸であってもよい。π結合ビタミンキレートは、ビタミンとミネラルを別々にまたは混ぜて服用した場合に比べて、胃腸領域の胃からも腸からもより早く吸収される。
Claim (excerpt):
水溶性ビタミンの芳香族のπ電子雲と、ミネラルとの間に形成された少なくとも1つのπ電子雲を備えたビタミンミネラルキレートであって、 前記キレートが、以下の式を有し、 ここで、a及びbの合計が3を超過しないという条件の元で、aは0、1または2の整数であり、bは1、2または3の整数であり、 X、Y及び◎-Zの組み合わせは、前記水溶性ビタミンの残基であり、ここでXは、OH、SH及びNH2からなるグループから選択された要素であり、Yは、CH2、CH2CH2、及びC(O)からなるグループから選択された要素であり、◎は、前記水溶性ビタミンの芳香環であり、◎、Y及びXが、Mと結合されているときに五員環構造または六員環構造を形成するように構成されているという条件の元で、Zは、X、Y及び◎によって定義されていない前記水溶性ビタミンの残りの残基であり、 Rが、任意の自然発生するαアミノ酸の残基であり、R′が、H及び[C(O)CHRNH]eHからなるグループから選択された要素であり、ここでeは1または2の整数であり、 Mが、Fe、Cu、Mg、Zn,Ca及びMgからなるグループから選択された金属イオンであることを特徴とするビタミンミネラルキレート。
IPC (5):
C07F 1/08 ,  A61K 33/24 ADD ,  C07F 3/06 ,  C07F 13/00 ,  C07F 15/02
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (1)
  • 特表平4-502012

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