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J-GLOBAL ID:200903028185622999

高分子多相系材料の衝撃強度計測装置及び方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 森 哲也 (外2名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1996126154
Publication number (International publication number):1997304257
Application date: May. 21, 1996
Publication date: Nov. 28, 1997
Summary:
【要約】【課題】高分子多相系材料の衝撃強度を衝撃試験機を用いることなく容易に計測することができる衝撃強度計測装置を提供する。【解決手段】高分子多相系材料を構成する連続相及び分散相の各材料毎に異なる歪み速度の応力歪み特性を求め、これと両者のポアソン比及び限界歪みエネルギ開放率とを材料データとして入力し、且つ各相の形態をモデル化した単位形状データ及び所定の境界条件を入力し、非線形有限要素法に従って算出した歪みエネルギ開放率が限界歪み開放率に達するまで変位を増加させて高分子多相系材料の応力歪み特性を演算し、この演算結果から切欠き部を有する衝撃試験モデルに対する衝撃試験変位を各有限要素が破断状態に達するまで増加させて、各要素毎の外部、内部及び運動エネルギを演算し、これらから高分子多相系材料に蓄積された吸収エネルギを求め、この吸収エネルギを前記切欠き部の最小断面積で除して衝撃値を求める。
Claim (excerpt):
連続相と分散相とが一定の3次元単位構造が繰り返される高分子多相系材料の衝撃強度を計測する高分子多相系材料の衝撃強度計測装置であって、前記連続相及び分散相の構成材料毎のポアソン比及び限界歪みエネルギ開放率、歪み速度依存データとしての応力歪み特性データ等の材料データと、3次元座標で与えられる単位形状データ、及び所定の境界条件を入力して、予め設定した試験モデルを有限要素に分割した各要素について、有限要素法に従って変位を与えたときの歪みエネルギ開放率を算出し、当該歪みエネルギ開放率が限界歪みエネルギ開放率に達するまで前記変位を増加させることにより、前記高分子多相系材料の歪み速度の異なった応力歪み特性を演算する応力歪み特性演算手段と、該応力歪み特性演算手段で演算した応力歪み特性に基づいて衝撃試験モデルを分割した各要素が破断状態に達するまで前記衝撃試験変位を増加させて、各要素毎の外部エネルギ、内部エネルギ及び運動エネルギを演算し、これらを衝撃試験モデル全体で積算するエネルギ演算手段と、該エネルギ演算手段で算出した各エネルギに基づいて吸収エネルギを算出し、該吸収エネルギに基づいて衝撃値を演算する衝撃値演算手段とを備えたことを特徴とする高分子多相系材料の衝撃強度計測装置。
IPC (2):
G01N 3/30 ,  G01L 5/00
FI (2):
G01N 3/30 Q ,  G01L 5/00 Z

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