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J-GLOBAL ID:200903029737241428

Cryptosporidiumの検出法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 山本 秀策
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):1997540250
Publication number (International publication number):1999509104
Application date: May. 08, 1997
Publication date: Aug. 17, 1999
Summary:
【要約】本発明は、原生動物、特に生存可能でかつ感染性のCryptosporidiumおよびGiardiaの包嚢形態を検出するためのプロセスおよびキットを提供する。生存度を決定するために、嚢胞および接合子嚢を、熱ショックタンパク質(HSP)遺伝子の転写が誘導される温度にまで加熱する。あるいは、感染性を決定するために、包嚢形態が感受性細胞培養物に接種される。包嚢型の生存度または感染性は、原生動物の特定の属または種に特異的であるプライマーを使用して誘導されたHSP RNA鋳型からcDNAを合成し、続くcDNAの酵素的増幅により決定され得る。あるいは、感染性は、原生動物の特定の属または種に特異的であるプライマー対を使用して感染した細胞からHSP DNAを増幅することにより決定され得る。増幅されたHSPDNAは、ヒト病原体C.parvumおよびG.lambliaのような目的の原生動物種に特異的であるプローブを用いて検出され得る。さらに、CryptosporidiumおよびGiardiaの両方が、多重増幅反応において2つのプライマー対を使用することにより同時に検出され得る。
Claim (excerpt):
以下の工程を包含する、試料中の生存性原生動物接合子嚢を選択的に検出する方法: a)試験試料から原生動物接合子嚢を回収する工程; b)熱ショックタンパク質(HSP)RNAの転写を誘導するのに充分な温度にまで接合子嚢の温度を上昇させる工程; c)該接合子嚢を溶解し、分解していないHSP RNAを放出させる工程; d)該溶解した接合子嚢から放出されたすべてのDNAを該HSP DNAから除去する工程; e)目的の原生動物のための標的HSP RNA配列を選択する工程、および誘導されたHSP RNAを逆転写酵素活性を有するDNAポリメラーゼ、4つの異なるデオキシヌクレオチド三リン酸、および第一のプライマーとインキュベートする工程であって、ここで、該第一のプライマーは、該標的HSP RNA配列とハイブリダイズし得、そしてcDNA/標的 RNAハイブリッドが合成され得る、工程; f)工程(e)で形成される該cDNA/標的RNAハイブリッドを処理して一本鎖cDNAを提供する工程; g)工程(f)で形成される該一本鎖cDNAをDNAポリメラーゼ、4つの異なるデオキシヌクレオチド三リン酸、および第二のプライマーとインキュベートする工程であって、ここで該第二のプライマーは、該一本鎖cDNAとハイブリダイズし得、そして二本鎖cDNA分子の合成を開始し得る、工程; h)工程(g)の該二本鎖cDNA分子を増幅して増幅した標的DNAを形成する工程;および i)増幅した標的DNAが存在するかどうかを決定して該試験試料中の生存性接合子嚢について試験する工程。
IPC (4):
C12N 15/09 ZNA ,  C12Q 1/04 ,  C12Q 1/68 ,  C12R 1:90
FI (3):
C12N 15/00 ZNA A ,  C12Q 1/04 ,  C12Q 1/68 A

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