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J-GLOBAL ID:200903031323323443

耐遅れ破壊特性の良いPC鋼線または鋼棒とその製造方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 大関 和夫
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1998007608
Publication number (International publication number):1999199928
Application date: Jan. 19, 1998
Publication date: Jul. 27, 1999
Summary:
【要約】 (修正有)【課題】 過度の合金添加に頼ることなく、金属組織を制御することにより、高強度で、かつ耐遅れ破壊特性が良好なPC鋼線または鋼棒とその製造方法を提供する。【解決手段】 C、Si、Mn、Al、Nbその他を特定した直径4mm以上12mm以下の鋼線または鋼棒において、金属組織の70%以上がマルテンサイトまたは下部ベイナイトからなり、かつ旧オーステナイト結晶粒の粒界の70%以上がフェライトで占められ、鋼線のL断面(圧延方向に平行な断面)において伸線方向に直交する方向と±45 ゚以内の角度をなす旧オーステナイト結晶粒の粒界の長さの総和が全粒界の長さの総和の20%以下である。熱間圧延終了後10s以内に当該鋼線を650°C以上Ar3点以下まで冷却し、さらに圧延終了後60s以内に冷却速度10°C/s以上で焼入れ、その後250°C以上550°C以下の温度で焼戻す。
Claim (excerpt):
重量%で、C:0.20〜0.40%、Si:0.05〜1.5%、Mn:0.3〜1.5%、Al:0.005〜0.10%、Nb:0.03〜0.07%を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる直径4mm以上12mm以下の鋼線または鋼棒で、金属組織の70%以上がマルテンサイトまたは下部ベイナイトからなり、かつ旧オーステナイト結晶粒の粒界の70%以上がフェライトで占められ、鋼線のL断面(圧延方向に平行な断面)において伸線方向に直交する方向と±45 ゚以内の角度をなす旧オーステナイト結晶粒の粒界の長さの総和が全粒界の長さの総和の20%以下であることを特徴とする耐遅れ破壊特性の良いPC鋼線または鋼棒。ここで、旧オーステナイト粒界とは、マルテンサイトまたは下部ベイナイトなどの焼入れ組織をピクリン酸などで腐食して現出される変態前のオーステナイトの粒界または優先的に生成したフェライト列をトレースすることにより推定される変態前のオーステナイトの粒界を意味する。
IPC (7):
C21D 8/08 ,  C22C 38/00 301 ,  C22C 38/00 ,  C22C 38/12 ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/52 ,  C22C 38/54
FI (7):
C21D 8/08 A ,  C22C 38/00 301 A ,  C22C 38/00 301 W ,  C22C 38/12 ,  C22C 38/14 ,  C22C 38/52 ,  C22C 38/54
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (2)

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