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J-GLOBAL ID:200903031693036150

チタン硬化部材の硬化処理方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1997248551
Publication number (International publication number):1999092911
Application date: Sep. 12, 1997
Publication date: Apr. 06, 1999
Summary:
【要約】【課題】 チタンおよびチタン合金からなる部材において、処理前の表面状態を維持したままで表面と内部を硬化処理することにより外観品質が優れたチタン硬化部材の硬化処理方法を提供することにある。【解決手段】 真空槽内部に加熱手段とチタンおよびチタン合金からなる部材を配置し高真空排気した後、真空雰囲気中またはヘリウムもしくはアルゴンを導入した減圧雰囲気中でチタンおよびチタン合金からなる部材を加熱手段により700〜800°Cまで所定時間加熱し焼鈍処理した後、窒素成分と酸素成分を含むガスを導入した減圧雰囲気中で加熱状態を所定時間保持しチタンおよびチタン合金からなる部材中に窒素と酸素を熱拡散により拡散、固溶させ硬化層を形成させた後、減圧のヘリウム雰囲気中もしくは減圧のアルゴン雰囲気中で常温まで冷却させて硬化処理を行なう。
Claim (excerpt):
ガス導入口とガス排気口とを備えた真空槽に加熱手段とトレイとチタンおよびチタン合金からなる部材を配置し真空槽内部を真空排気した後、真空雰囲気中もしくはヘリウムを導入した減圧雰囲気中もしくはアルゴンを導入した減圧雰囲気中でトレイ上に載置されたチタンおよびチタン合金からなる部材を加熱手段により700〜800°Cまで所定時間加熱し焼鈍処理する加熱工程と、一酸化窒素ガスもしくは二酸化窒素ガスもしくは亜酸化窒素ガスなどの窒素成分と酸素成分を同時に含むガスを導入した減圧雰囲気中で加熱工程と同一温度で所定時間保持しチタンおよびチタン合金からなる部材の表面から内部へ窒素と酸素を拡散、固溶させて硬化層を形成させる硬化処理工程と、一酸化窒素ガスもしくは二酸化窒素ガスもしくは亜酸化窒素ガスなどの窒素成分と酸素成分を同時に含むガスの供給を停止し真空排気した後にヘリウムもしくはアルゴンを導入した減圧雰囲気中で硬化処理工程と同一温度で所定時間保持した後に常温まで冷却する冷却工程と、からなることを特徴とするチタンおよびチタン合金からなるチタン硬化部材の硬化処理方法。

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