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J-GLOBAL ID:200903032384065028

樹脂成形体のハードコート層形成方法およびハードコート層が形成された樹脂成形体

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 植木 久一
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1996072912
Publication number (International publication number):1997255917
Application date: Mar. 27, 1996
Publication date: Sep. 30, 1997
Summary:
【要約】【課題】 表面硬度や耐摩耗性に劣る樹脂成形体の耐擦傷性を改良することができ、しかも耐候性やその他の特性に優れ、かつ水系であるコーティング用材料によって、樹脂成形体にハードコート層を形成する方法を提供する。【解決手段】 有機シラン化合物(I)を水系溶媒中で加水分解縮合して得られた水溶性重合体(A)と、ラジカル重合可能であり、かつ上記シラン化合物(I)の加水分解縮合反応の触媒となり得る官能基を有する重合性単量体および/またはラジカル重合可能でありかつシラン化合物(I)のアルコキシシリル基と反応して結合を形成し得る官能基を有する重合性単量体(B-1)0.1〜30.0重量%と、ラジカル重合可能なその他の単量体(B-2)70.0〜99.9重量%を水中で乳化重合して得られた水分散重合体(B)を必須成分として含むコーティング用組成物を樹脂成形体にコーティングする。
Claim (excerpt):
下記一般式で示されるシラン化合物(I) R1mSi(OR2 )n ...(I)(式中、R1 は同一または異なっていてもよく、水素原子であるか;または炭素原子に直結した官能基を持っていてもよい低級アルキル基、アリール基、不飽和脂肪族残基;を表し、R2 は水素原子、低級アルキル基またはアシル基を表し、mは0、1または2、nは2、3または4で、かつm+nは4である)を水系溶媒中で加水分解縮合して得られた水溶性重合体(A)と、ラジカル重合可能であり、かつ上記シラン化合物(I)の加水分解縮合反応の触媒となり得る官能基を有する重合性単量体および/またはラジカル重合可能でありかつシラン化合物(I)のSi(OR2 )(ただしR2 の意味は上記と同じ)基と反応して結合を形成し得る官能基を有する重合性単量体(B-1)0.1〜30.0重量%と、ラジカル重合可能なその他の単量体(B-2)70.0〜99.9重量%を水中で乳化重合して得られた水分散重合体(B)を、必須成分として含むコーティング用組成物を、樹脂成形体にコーティングすることを特徴とする樹脂成形体のハードコート層形成方法。

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