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J-GLOBAL ID:200903032577669290

ローリングピストン型圧縮機

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 前田 弘 (外2名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1992313045
Publication number (International publication number):1994159274
Application date: Nov. 24, 1992
Publication date: Jun. 07, 1994
Summary:
【要約】【目的】 ブレード溝内に存在する潤滑油による動力損失の低減及びブレード先端とローラ外周面との間の潤滑性の確保を図る。【構成】 ブレード11が往復動可能に挿通されたブレード溝5bにおけるブレード背面が面する部分を拡大室5cに形成し、圧縮機駆動時において、この拡大室5cにおける潤滑油を押退けるための単位面積当りの押圧力を小さくて済むようにすると共に、ブレード11の後端部分をテーパ部11aで形成して抗力係数を小さくする。これにより、ブレード11後退時の動力損失が低減されて圧縮機効率が大幅に向上され、また、ブレード先端とローラ外周面との間での接触力が必要以上に増大することが抑制され、この両者間の潤滑性が十分に確保される。
Claim (excerpt):
ケーシング(2)内に、駆動手段(3)と該駆動手段(3)に連繋された圧縮手段(4)とが収容され、前記圧縮手段(4)は、シリンダ(5)内にローラ(6)が収容されていると共に前記シリンダ(5)の両端面にヘッド部(7),(8)が配設形成されて前記シリンダ(5)の内周面とローラ(6)の外周面との間に圧縮室(9)が形成されて成っており、前記ローラ(6)には、前記駆動手段(3)の駆動軸(3b)の軸心から所定方向に偏心して形成された偏心部(3f)が挿入されていることにより、ローラ(6)がシリンダ(5)に対して偏心されていて、ローラ(6)外周面の一部がシリンダ(5)内周面に当接するようになっており、前記シリンダ(5)には該シリンダ(5)の半径方向に延びるブレード溝(5b)が形成されていて、該ブレード溝(5b)には前記圧縮室(9)に出没自在とされたブレード(11)が収容配置されていて、該ブレード(11)は前記ローラ(6)の外周面に当接されて、前記圧縮室(9)を低圧室(9a)と高圧室(9b)とに区画しており、前記駆動手段(3)の駆動に伴ってローラ(6)がシリンダ(5)内で回転して、前記圧縮室(9)内へ流体を吸入して該流体を圧縮するように構成されたローリングピストン型圧縮機において、前記ブレード溝(5b)とブレード(11)とによって形成される背面側空間(13)には、断面積がブレード後端面の面積よりも大きく設定された拡大室(5c)が形成されており、該拡大室(5c)は前記ブレード後端面が常時臨む位置に形成されていることを特徴とするローリングピストン型圧縮機。
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (3)
  • 特開昭60-128988
  • 特開昭63-167095
  • 特開平4-358789

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