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J-GLOBAL ID:200903032787720115
内部標準ペプチドを用いて生体由来試料に含まれる標的タンパク質を定量する方法
Inventor:
,
,
Applicant, Patent owner:
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):2005123516
Publication number (International publication number):2006300758
Application date: Apr. 21, 2005
Publication date: Nov. 02, 2006
Summary:
【課題】複数のタンパク質の混合物である生体由来試料に含まれる標的タンパク質を検出・同定し、定量するための、新規タンパク質定量法を提供する。【解決手段】標的タンパク質に対するペプチドを合成し、安定同位体で標識した後、内部標準として生体由来試料に既知量を添加する。その後、プロテアーゼにてタンパク質をペプチドへ消化して、液体クロマトグラフィーを用いてペプチドの分離を行い、質量分析計で分析を行なう。既知量の内部標準ペプチドとタンパク質由来ペプチドのシグナル面積を比較することで、定量を行なう。【選択図】図1
Claim (excerpt):
複数のタンパク質を含む生体由来試料中の標的タンパク質を、内部標準ペプチド又は内部標準ペプチド前駆体を用いて同定・定量するための方法であって、以下の(a)〜(e)の各工程を有することを特徴とする標的タンパク質の同定・定量法。
(a) 標的タンパク質に所定の断片化処理を行うことにより得られる標的ペプチドと同一のアミノ酸配列を有し、かつ、安定同位体で標識されたアミノ酸を配列内に1個以上含むことで特定の質量差をもつ内部標準ペプチド、あるいは、
標的タンパク質に所定の断片化処理を行うことにより得られる標的ペプチドと同一のアミノ酸配列を含むアミノ酸配列を有し、かつ、前記同一のアミノ酸配列内に安定同位体で標識されたアミノ酸を1個以上含むことで特定の質量差をもつ内部標準ペプチド前駆体、を調製する工程
(b) 生体由来試料に、既知量の内部標準ペプチド又は/及び内部標準ペプチド前駆体を加えて均一に混合する工程
(c)生体由来試料に含まれるタンパク質並びに内部標準ペプチド又は/及び内部標準ペプチド前駆体を親和性タグ標識試薬により修飾した後、上記(a)工程における所定の断片化処理を行い、次いで親和性タグ標識された標的ペプチド及び内部標準ペプチドをその親和性を利用して、分離・濃縮する工程
(d) 分離・濃縮した画分のペプチドを質量分析計により分析し、標的ペプチドと内部標準ペプチドが特定の異なる質量差を示すシグナルのペアとして検出されることを利用し、標的ペプチド由来のシグナルを同定する工程
(e) 検出された標的ペプチドについて、質量分析計を用いてMS/MSによる内部配列解析を行い、標的タンパク質を同定するとともに、標的ペプチドのシグナル面積または高さと、既知量である内部標準ペプチドのシグナル面積または高さとをそれぞれ比較することで生体由来試料中の標的タンパク質を定量する工程
IPC (2):
FI (2):
F-Term (30):
2G041CA01
, 2G041DA04
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