Pat
J-GLOBAL ID:200903033865812370
リグノセルロース材料を酸素パルプ化し、そしてパルプ化用化学薬品を回収する方法
Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1):
浅村 皓 (外3名)
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):2000598702
Publication number (International publication number):2002536563
Application date: Feb. 14, 2000
Publication date: Oct. 29, 2002
Summary:
【要約】本発明の方法は、パルプ化用化学薬品を回収するための統合された回収系を用いて化学パルプを製造するための、硫黄を実質的に含まない方法に関する。この主題方法は、リグノセルロース材料の酸素系脱リグニン化剤との反応に対するアクセシビリティを高めるために、そのリグノセルロース材料の物理的および化学的処理を含む数段階で行われる。リグニン成分および廃化学試剤を含んで成る廃セルロース液は、熱未加工ガスの流れ、およびアルカリ性化学薬品および化学試剤より成る流れを後続再循環およびパルプ製造プロセス中での再利用のために形成するガス発生装置中で、完全にまたは部分的に酸化される。
Claim (excerpt):
化学パルプの製造方法にして、リグノセルロース材料から化学パルプを製造し、そして上記方法で使用された化学薬品を回収するための、実質的に硫黄を含まない方法であって、次の: a)微粉砕リグノセルロース材料の供給材料の流れを用意し、 b)上記の微粉砕リグノセルロース材料の供給材料流れを前処理に付し、 c)工程a)からの前処理リグノセルロース材料を、少なくとも部分的に脱リグニン化されたリグノセルロース材料の流れを得るために、酸素または酸素含有ガスと、少なくとも1種のナトリウム化合物またはカリウム化合物を含んで成るアルカリ性緩衝液の存在下で反応させ、 d)工程c)からの少なくとも部分的に脱リグニン化された材料をさらに処理して化学パルプ製品を得、 e)工程c)、または工程c)とb)の両工程から溶解したリグニン成分および廃化学物質を含んで成る廃液を抜き出し、 f)工程e)で得られた廃液から化学物質を回収し、そして工程c)または工程c)とb)の両工程に装填されるべき新しいアルカリ性緩衝液を調製する工程を含んで成り、ここで 工程b)において、前記微粉砕リグノセルロース材料は、スチーム、中性または酸性水溶液、選択的脱リグニン化を向上させる際に活性な試剤、酸化剤およびアルカリ性緩衝液より成る群の少なくとも一員と、一工程でまたは順々に接触せしめられ、そして 工程f)において、工程e)で得られた廃液からの化学物質の回収は、 f1)上記廃液の少なくとも一部を処理してセルロース廃液の濃縮された流れを形成し、 f2)上記濃縮セルロース廃液流れをガス発生装置中で酸素含有ガスと昇温下において反応させて、二酸化炭素および溶融した液滴を含んで成る熱ガスまたはナトリウム化合物若しくはカリウム化合物のエーロゾルを形成し、 f3)上記のナトリウム化合物またはカリウム化合物を水に溶解してアルカリ性緩衝液を形成し、そして f4)上記アルカリ性緩衝液の少なくとも一部分を工程c)または工程c)とb)の両工程に再循環し、装填する工程を含んで成る上記の方法。
IPC (2):
FI (3):
D21C 3/00 Z
, D21C 3/00 A
, D21C 11/00 A
F-Term (17):
4L055AB01
, 4L055AB10
, 4L055AB11
, 4L055AB12
, 4L055AB13
, 4L055AB14
, 4L055AB16
, 4L055AB20
, 4L055BA19
, 4L055BA31
, 4L055BA35
, 4L055BC04
, 4L055BC17
, 4L055FA02
, 4L055FA20
, 4L055FA22
, 4L055FA30
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (6)
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