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J-GLOBAL ID:200903038473463663

低沸点炭化水素油の製造方法および製造装置

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 森本 義弘
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1994179347
Publication number (International publication number):1996041465
Application date: Aug. 01, 1994
Publication date: Feb. 13, 1996
Summary:
【要約】【構成】 廃プラスチックから低沸点炭化水素油を製造する際、プラスチックPを溶融槽11に常温の状態で供給して溶融させ、溶融物を適当温度で適当時間槽内に循環保持する溶融過程と溶融槽11より予め導かれた溶融物を熱分解槽12で熱分解する熱分解過程とを並行して行う。溶融終了後、溶融槽11の溶融物を熱分解槽12に導き、熱分解槽12の溶融物の一部を溶融槽11に還流させる。【効果】 ポリ塩化ビニルの脱塩酸反応は溶融槽でほぼ終了するので、熱分解槽に導かれるT-Cl量は少なくなり、アルカリ性吸着剤の寿命が長くなるとともに、熱分解槽残渣や低沸点炭化水素油中に含まれるT-Cl量が低減される。
Claim (excerpt):
熱媒体を加熱源とする溶融槽において原料プラスチックを溶融する溶融過程と、この溶融物を熱分解槽において熱分解して蒸気状生成物を生成させる熱分解過程と、溶融槽内の溶融物を熱分解槽に導く供給系と熱分解槽内の溶融物を溶融槽に還流する還流系とからなる移送過程とを含む低沸点炭化水素油の製造方法であって、前記溶融過程において、溶融槽内に適当容量の溶融物を貯留維持する状態で、原料プラスチックを常温の状態で投入して、槽内の溶融物と攪拌混合しつつ溶融させ、この溶融物を、前記供給系から分岐して溶融槽に至る溶融槽循環系を通して溶融槽に循環させながら、原料プラスチック中に含まれるポリ塩化ビニルの脱塩酸反応がほぼ終了する適当時間、適当温度に維持するとともに、槽内のガスを湿式中和装置に導いてガス中に含まれる前記脱塩酸反応により発生した塩化水素ガスを中和処理し、この溶融過程が行われる間に前記熱分解過程において、溶融槽より予め導かれた溶融物を、前記還流系から分岐して熱分解槽に至る熱分解槽循環系を通して熱分解槽に循環させながら熱分解させ、前記溶融過程が終了した後に、溶融槽内の溶融物を供給系により熱分解槽に導くとともに、熱分解槽内の溶融物の一部を還流系により溶融槽に還流させて、還流する溶融物を溶融槽内の溶融物に対する希釈流体および加熱流体として作用させるようにしたことを特徴とする低沸点炭化水素油の製造方法。
IPC (4):
C10G 1/10 ,  B09B 3/00 ZAB ,  B09B 3/00 ,  C08J 11/12
FI (2):
B09B 3/00 ZAB ,  B09B 3/00 302 A
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (2)

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