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J-GLOBAL ID:200903039370685583
核酸を高等真核生物細胞に輸送するための複合体
Inventor:
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Applicant, Patent owner:
Agent (1):
中村 稔 (外9名)
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):1999503750
Publication number (International publication number):2002506441
Application date: Jun. 18, 1998
Publication date: Feb. 26, 2002
Summary:
【要約】本発明はポリエチレンイミン(PEI)が共有結合によりPEIに結合された親水性ポリマー、例えば、ポリエチレングリコールにより修飾されている核酸とPEIからなる複合体、及び前記複合体の生成方法に関する。トランスフェリンの如き細胞リガンドがPEIに結合されることが可能である。複合体は哺乳類細胞中の治療上活性な遺伝子の導入用の医薬組成物を生成するのに使用し得る。
Claim (excerpt):
1.ポリエチレンイミン(PEI)がそれに共有結合された親水性ポリマーで修飾され ていることを特徴とする核酸とPEIの複合体。2.核酸がDNAであり、PEI中の窒素原子対DNA中のホスフェート原子のモル比(N/ P値)により表されるDNA対PEIの比が約0.5〜約100であることを特徴とする請 求の範囲第1項に記載の複合体。3.N/P値が約2〜約20であることを特徴とする請求の範囲第2項に記載の複合体 。4.N/P値が約3〜約10であることを特徴とする請求の範囲第3項に記載の複合体 。5.PEIが約700D〜約2,000,000Dの分子量を有することを特徴とする請求の範囲 第1項〜第4項の一項に記載の複合体。6.PEIが約2,000D〜約800,000Dの分子量を有することを特徴とする請求の範囲 第5項に記載の複合体。7.親水性ポリマーが線状であることを特徴とする請求の範囲第1項〜第6項の 一項に記載の複合体。8.親水性ポリマーがポリエチレングリコール(PEG)、ポリビニルピロリドン、ポ リアクリルアミド、ポリビニルアルコール、またはこれらのコポリマーの群 の中から選ばれることを特徴とする請求の範囲第1項〜第7項の一項に記載 の複合体。9.親水性ポリマーがPEGであることを特徴とする請求の範囲第8項に記載の複合 体。10.親水性ポリマーの分子量が約500D〜約20,000Dであることを特徴とする請求 の範囲第8項または第9項に記載の複合体。11.親水性ポリマーの分子量が約1,000D〜約10,000Dであることを特徴とする請 求の範囲第10項に記載の複合体。12.ポリマー:一級アミノ基/PEIのモル比が約1:10〜約10:1であることを特徴と する請求の範囲第1項〜第11項の一項に記載の複合体。13.比が約1:5〜約5:1であることを特徴とする請求の範囲第12項に記載の複合体 。14.比が約1:3〜約1:1であることを特徴とする請求の範囲第13項に記載の複合体 。15.PEIが細胞リガンドで修飾されることを特徴とする請求の範囲第1項〜第14項 の一項に記載の複合体。16.リガンドがトランスフェリンであることを特徴とする請求の範囲第15項に記 載の複合体。17.リガンドがEGFであることを特徴とする請求の範囲第15項に記載の複合体。18.PEIが親水性ポリマーを介してリガンドに結合されることを特徴とする請求の 範囲第15項に記載の複合体。19.複合体が核酸として治療上活性な核酸を含むことを特徴とする請求の範囲第 1項〜第18項の一項に記載の複合体。20.治療上活性な核酸が一種以上のサイトカインをコードすることを特徴とする 請求の範囲第19項に記載の複合体。21.治療上活性な核酸が一種以上の腫瘍抗原またはそのフラグメントをコードす ることを特徴とする請求の範囲第19項に記載の複合体。22.治療上活性な核酸がスイサイド遺伝子であることを特徴とする請求の範囲第 19項に記載の複合体。23.スイサイド遺伝子が単純ヘルペスチミジンキナーゼ遺伝子であることを特徴 とする請求の範囲第22項に記載の複合体。24.第一DNA及び必要により細胞リガンドにより修飾されていてもよいPEIが希薄 な溶液を混合することにより複合体形成され、次いで親水性ポリマーがPEIに 結合されることを特徴とする請求の範囲第1項〜第23項の一項に記載の複合 体の調製方法。25.DNA濃度が約5〜50μgのDNA/mlであることを特徴とする請求の範囲第24項に 記載の方法。26.DNA濃度が約10〜40μgのDNA/mlであることを特徴とする請求の範囲第25項に 記載の方法。27.複合体形成が生理学的値以下の塩濃度で行なわれることを特徴とする請求の 範囲第25項または第26項に記載の方法。28.複合体形成が脱イオン水中で行なわれることを特徴とする請求の範囲第27項 に記載の方法。29.DNA及び必要により修飾されていてもよいPEIの複合体形成後に、希薄な溶液 の複合体がDNAを基準として約200μg/ml〜1mg/mlの濃度に調節されることを 特徴とする請求の範囲第24項〜第28項の一項に記載の調製方法。30.哺乳類細胞のトランスフェクション用の組成物であって、組成物がDNAを基準 として200μg/ml〜1mg/mlの濃度の請求の範囲第1項〜第23項の一項に記載 の一種以上の複合体を含むことを特徴とする組成物。31.請求の範囲第19項に記載の一種以上の複合体を含む医薬組成物。32.組成物がDNAを基準として約200μg/ml〜約1mg/mlの濃度の複合体を含むこと を特徴とする請求の範囲第31項に記載の医薬組成物。33.複合体が一種以上のサイトカインをコードするDNAを含むことを特徴とする請 求の範囲第31項または第32項に記載の医薬組成物。34.複合体が必要により一種以上のサイトカインをコードするDNAと組み合わせて 一種以上の腫瘍抗原またはそのフラグメントをコードするDNAを含むことを特 徴とする腫瘍ワクチンの形態の請求の範囲第31項または第32項に記載の医薬 組成物。
IPC (6):
A61K 47/48
, A61K 31/711
, A61K 38/00
, A61K 39/00
, A61K 48/00
, C12N 15/09
FI (6):
A61K 47/48
, A61K 31/711
, A61K 39/00 H
, A61K 48/00
, A61K 37/02
, C12N 15/00 A
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