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J-GLOBAL ID:200903041556467440

白血球分類計数用試料調製方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 湯浅 恭三 (外5名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1991188969
Publication number (International publication number):1993034251
Application date: Jul. 29, 1991
Publication date: Feb. 09, 1993
Summary:
【要約】【目的】 フローサイトメータによって白血球を分類計数するための血液学的試料を調製する。【構成】 血液学的試料に、pHを酸性域にする緩衝剤からなる低浸透圧の第1水溶液と浸透圧補償剤と染色に適したpHにする緩衝剤からなる第2水溶液とを加え、あるいはさらに、水溶液中でイオンに解離して水溶液の電気伝導度を好適に保つ塩類を添加して、白血球の形態を損なうことなく赤血球の影響を除去するとともに、該試料中の赤芽球の細胞膜に損傷を与え、アストラゾンイエロー3Gとニュートラルレッドとを含む少なくとも4種類の色素で染色することによって、測定用試料を調製する。【効果】 1つの測定用試料をフローサイトメータで測定することにより、血液学的試料中の白血球を少なくとも幼若顆粒球からなる2つの群、赤芽球、好塩基球、好酸球、リンパ球、単球、好中球の8つ、あるいはさらに芽球を加えた9つに分類計数できる。
Claim (excerpt):
1つの測定用試料をフローサイトメータで測定することにより、血液学的試料中の白血球を少なくとも幼若顆粒球からなる2つの群、赤芽球、好塩基球、好酸球、リンパ球、単球、好中球の8つを分類計数するための測定用試料を調製するための方法であって、以下の工程からなることを特徴とする方法:(1)血液学的試料から白血球の形態を損なうこと無しに赤血球の影響を除去する工程と赤芽球の細胞膜に損傷を与える工程であって、i)溶液のpHを酸性域に保つための緩衝剤からなる低浸透圧の第1の水性溶液と血液学的試料を混合することにより、血液学的試料中の赤血球を断片化し、赤芽球の膜に損傷を与え、ii)i)の溶液に、白血球の形態を損なうこと無しに保つための浸透圧補償剤と、第1の水性溶液中の酸を中和し、染色に適したpHにするための緩衝剤からなる第2の溶液を添加することからなる工程;および(2)血液学的試料に含まれる白血球を、i)少なくとも好塩基球と幼若顆粒球を染色する色素であるアストラゾンイエロー3Gとii)少なくとも好酸球を染色する色素であるニュートラルレッドとiii )少なくとも白血球の核あるいは細胞質あるいはその両方を染色する色素とiv)損傷を受けた細胞の核のみを染色する蛍光色素との少なくとも4種類の色素で染色する工程。

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