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J-GLOBAL ID:200903042826785055

イオン輸送透過膜による酸素分離回収方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 押田 良久
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1993237417
Publication number (International publication number):1994206707
Application date: Aug. 30, 1993
Publication date: Jul. 26, 1994
Summary:
【要約】【目的】 イオン輸送透過膜を使用して、酸素含有混合ガスから酸素を分離回収するに際し、予めガス中の二酸化炭素等の有害成分を予め除去することなく連続的に酸素分離を行なうことができるような方法を提供する。【構成】 (a) 該酸素含有混合ガスを、イオン輸送透過膜によって第2のガス室から隔離された第1のガス室に供給し、(b) 第1のガス室内の酸素分圧を過剰にしかつ/または第2のガス室内の酸素分圧を低下させることによって、両ガス室との間の酸素分圧差を正の値とし、(c) 該酸素含有混合ガスを約650°C乃至800°Cでイオン輸送透過膜と接触させて圧縮された酸素含有ガスを酸素富化透過流と酸素減少ガス流とに分離し、該透過膜の酸素透過性が低下して所定の下限値に達するまで酸素透過流の分離回収を継続し、(d) 酸素透過性が所定の下限値に達したとき温度を約810°C以上の温度に昇温し、透過膜の酸素透過性を所定の上限値に回復させ、(e) 上記(c) および(d) の工程を繰り返す。
Claim (excerpt):
水分、二酸化炭素または揮発性炭化水素から選ばれた1種以上の成分を含む酸素含有混合ガスから酸素を回収するために使用するイオン輸送透過膜における透過性を回復させつつ連続的に酸素を分離回収する方法であって、(a) 該酸素含有混合ガスを、多成分系酸化物からなるイオン輸送透過膜によって第2のガス室から隔離された第1のガス室に供給すること、(b) 第1のガス室内の酸素分圧を過剰にするか、または第2のガス室内の酸素分圧を低下させるか、またはその両者を行なうことによって、第1のガス室と第2のガス室との間を酸素分圧差を正の値に調整すること、(c) 該酸素含有混合ガスを約650°C乃至800°Cの温度範囲でイオン輸送透過膜と接触させることにより圧縮された酸素含有ガスを透過酸素流と酸素減少ガス流とに分離し、透過性が所定の値に低下するまで酸素透過流の回収を行なうこと、(d) 該透過膜の透過性が所定の値になったときに、工程温度を約810°C以上の温度に昇温し、透過膜の透過性が所定の値に回復するのに十分な時間維持すること、(e) 工程(c) および工程(d) を繰り返して行なうこと、を特徴とするイオン輸送透過膜による酸素分離回収方法。
IPC (3):
C01B 13/02 ,  B01D 71/02 500 ,  B01J 47/12

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