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J-GLOBAL ID:200903043017124710
低光沢度の照射および非照射オレフィンポリマー物質組成物
Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1):
中村 稔 (外6名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1994186584
Publication number (International publication number):1995145275
Application date: Jul. 15, 1994
Publication date: Jun. 06, 1995
Summary:
【要約】【目的】 低光沢度および鮮明なしぼを有する成形品を作ることができるポリオレフィン組成物を提供するものである。【構成】 (A) 照射した、通常は固体の、高分子量の非晶質から主として結晶性のオレフィンポリマー物質、および(B) 非照射プロピレンポリマー物質またはこれとオレフィンコポリマーゴムとの混合物からなるポリオレフィン組成物。
Claim (excerpt):
(A) 照射され、通常は固体で、高分子量のオレフィンポリマー物質であって、その枝分れ指数が1未満で、かつ歪み硬化伸長粘性を有するオレフィンポリマー物質5〜95重量%、及び (B)非照射プロピレンポリマー物質95〜5重量%からなるポリオレフィン組成物であって、(A) オレフィンポリマー物質が実質的に下記の物質からなる群から選ばれ;(1) プロピレンホモポリマー;(2) 下記成分から成る群から選択された、エチレンポリマー;(i) 密度が0.960g/cm3以上のエチレンホモポリマー;(ii) エチレン及びC3-C10α- オレフィンからなる群から選されたα-オレフィンのランダムコポリマー類であって、重合されたα- オレフィンの含有率が約20%、密度が0.91g/cm3 以上で0.94g/cm3 未満であるもの;及び(iii) エチレン、及びC3-C10α- オレフィン類のランダムターポリマーであって、重合されたα- オレフィンの最高含有率が約20%であるもの;(3) プロピレン、並びにエチレン及びC4-C10α- オレフィン類から成る群から選択されたオレフィンのランダムコポリマー;ただし、該オレフィンがエチレンである場合は、重合されたエチレンの最高含有率が約5%であり、該オレフィンがC4-C10α- オレフィンである場合は、重合されたα- オレフィンの最高含有率が約20%である;(4) 実質的に下記成分から成る、ランダムプロピレンターポリマー:(a) プロピレン、84〜98%、(b) エチレンを、1〜10%、及び、(c) C4-C8 α-オレフィン約1〜15%;このプロピレンターポリマーのコモノマーの総濃度は、約4〜15%である;(5) 実質的に下記成分から成る、オレフィンポリマー組成物:(a) プロピレンを80〜98%含む、プロピレン-C4-C8 α-オレフィンコポリマーを、30〜65%、及び;(b) エチレン含有率が1〜10%である、エチレン-プロピレンコポリマー;もしくはエチレン-C4-C8 α-オレフィン-プロピレンターポリマーで、そのコモノマーの総濃度が2〜10%で、エチレンの含有率が1〜3%のもの;(6) 実質的下記成分から成る、オレフィンポリマー組成物:(a) イソタクチック指数が85〜99%であるプロピレンホモポリマー;又は(i) プロピレン及びエチレン、(ii)プロピレン、エチレン、及びCH2=CHR α-オレフィン(式中、R は、C2-C8 直鎖又は分枝鎖を有するアルキルである。) 、並びに(iii) プロピレン、及び(a)(ii) で定義したα- オレフィンから成る群から選択されたコポリマー;(b) 示差走査熱量測定法(DSC) による、結晶度が約20〜60%である、半結晶性で、本質的に線状である、下記の群から選択されたコポリマー画分を5〜20%; (i)エチレン-プロピレンコポリマー; (ii) エチレン-プロピレン-α-オレフィン-コポリマーで、α-オレフィンは(a) (ii)で定義したもので、α-オレフィンを1〜10%、エチレン及びα-オレフィンを55〜98%;並びに (iii)エチレン-α-オレフィンコポリマーで、α-オレフィンは (a) (ii) で定義したもので、α-オレフィンを55〜98%、好ましくは80〜95%含み、このコポリマーは、室温又は周囲温度ではキシレンに不溶性である;並びに、(c) 下記の群から選択されたコポリマー画分を、40〜80%、;(i) エチレン-プロピレンコポリマーで、該コポリマーはエチレンを20〜40%未満、含む;(ii)エチレン-プロピレン-α-オレフィンコポリマーで、α-オレフィンは(a) (ii) で定義したもので、該コポリマーにおいてα-オレフィンは1〜10%の量存在し、エチレン及びα-オレフィンは、20〜40%未満の量存在する;並びに (iii)エチレン-α-オレフィン-コポリマーで、α-オレフィンは (a) (ii) で定義したもので、該コポリマーにおいてα-オレフィンを20〜40%未満含み、かつ任意にジエンを0.5 〜10%、好ましくは1〜5%含み;このコポリマー画分は、周囲温度ではキシレンに可溶性であり、固有粘度は、好ましくは1.7 〜3.0 dl/gである;全オレフィンポリマー組成物に対する、(b) 及び(c) 画分の総量は、約65〜80%で、(b) /(c) の重量比は、好ましくは0.1 〜約0.3 で、(b) +(c) で表される、エチレン又はC4-C8 α-オレフィン、もしくはそれらを合計した総含有率は、50%未満である;(7) プロピレンホモポリマー又はオレフィン及びプロピレンのランダムコポリマーであって、該オレフィンは、エチレン及びC4-C10α- オレフィン類から成る群から選択されたオレフィンであり、かつ該オレフィンがエチレンである場合、重合されたエチレンの最高含有率が約10%であり、該オレフィンがC4-C10 α- オレフィンである場合、重合されたα- オレフィンの最高含有率が約20%はあり、エチレン含有率が20〜70%であるエチレン-プロピレンコポリマーゴム、又はジエン含有率が2〜8%かつエチレン含有率が20〜70%であるエチレン-プロピレン-非共役ジエンモノマーゴムを5〜60%含むことで、衝撃強さが改善される;(8) 実質的に下記成分から成る、熱可塑性オレフィン:(a) イソタクチック指数が90%以上である、プロピレンホモポリマー;もしくはプロピレン含有率が85%以上で、かつイソタクチック指数が85%以上である、エチレン及び/又はC4-C8 α-オレフィンの結晶性プロピレンコポリマーを、10〜60%;(b) 任意に少量のジエンを含む、非晶性エチレン-プロピレンコポリマー画分を、30〜60%;これは、室温でキシレンに可溶性であり、エチレンを40〜70%含む;及び、(c) 室温ではキシレンに不溶性である、半結晶性エチレン-プロピレンコポリマーを、8〜40%;並びに、(9) それらの混合物:、かつ(B) 非照射プロピレンポリマー物質が実質的に下記の物質からなる群から選ばれるポリオレフィン組成物;(1) 実質的に下記成分から成る、ランダムプロピレンターポリマー:(a) プロピレンを、84〜98%;(b) エチレンを、1〜10%;及び、(c) C4-C8 α-オレフィンを、約1〜15%;ここにおいてプロピレンを含むコモノマーの総濃度は、約4〜15%である;(2) 実質的に下記成分から成る、プロピレンポリマー組成物:(a) プロピレンを80〜98%含む、プロピレン-C4-C8 α-オレフィン-コポリマーを30〜65%、及び;(b) エチレン含有率が1〜10%である、エチレン-プロピレンコポリマー;もしくはエチレン-C4-C8 α-オレフィンのプロピレンターポリマー;(3) 実質的に下記成分から成る、オレフィンポリマー組成物:(a) イソタクチック指数が85〜99%である、プロピレンホモポリマー;もしくは(i) プロピレン及びエチレン、(ii)プロピレン、エチレン、及びCH2=CHR α- オレフィン( 式中、R は、C2-C8 直鎖又は分枝鎖を有するアルキルである。) 、並びに(iii) プロピレン、及び(a)(ii) で定義したα- オレフィンから成る群から選択されたコポリマーであり;(b) 示差走査熱量測定法(DSC) による、結晶度が約20〜60%である、半結晶性で、本質的に線状である、下記の群から選択された、コポリマー画分を、5〜20%; (i)エチレンを55%以上含む、エチレン-プロピレンコポリマー; (ii) エチレン-プロピレン-α-オレフィン-コポリマーで、α-オレフィンは(a) (ii)で定義したもので、α-オレフィンを1〜10%、エチレン及びα-オレフィンを55〜98%;並びに (iii)エチレン-α-オレフィンコポリマーで、α-オレフィンは(a) (ii)で定義したもので、α-オレフィンを55〜98%含み、該コポリマーは、室温又は周囲温度ではキシレンに不溶性である;並びに、(c) 下記の群から選択されたコポリマー画分を40〜80%;(i) エチレン-プロピレンコポリマーで、該コポリマーはエチレンを20〜40%未満、含む;(ii)エチレン-プロピレン-α-オレフィンコポリマーで、α-オレフィンは(a)(ii)で定義したもので、該コポリマーにおいてα-オレフィンは1〜10%の量存在し、エチレン及びα-オレフィンは、20〜40%未満の量存在する;並びに (iii)エチレン-α-オレフィンコポリマーで、α-オレフィンは(a) (ii)で定義したもので、該コポリマーにおいてα-オレフィンを20〜40%未満、含み、かつ任意にジエンを0.5 〜10%1〜5%含み;該コポリマー画分は、周囲温度ではキシレンに可溶性であり、固有粘度は、好ましくは1.7 〜3.0 dl/gであり;全オレフィンポリマー組成物に対する、(b) 及び(c) 画分の総量は、好ましくは約65〜80%で、(b) /(c) の重量比は、好ましくは0.1 〜約0.3 で、(b) +(c) で表される、エチレン又はC4-C8 α-オレフィン、もしくはそれらを組み合わせた総含有率は、50%未満である;(4) これらと、下記の群から選択されたオレフィンコポリマーゴムの混合物;(i) エチレン含有率が、40〜90%である、エチレン-プロピレンコポリマーゴム、(ii) エチレン含有率が、50〜90%である、エチレン-ブテンコポリマーゴム、及び(iii) エチレン含有率が、40〜77%で、ジエン含有率が2〜10%である、エチレン-プロピレン-共役ジエンターポリマーゴム;(5) プロピレンホモポリマー、又はオレフィン及びプロピレンのランダムコポリマーであって、該オレフィンは、エチレン及びC4-C10 α- オレフィン類から成る群から選択されたオレフィンであり、かつ該オレフィンがエチレンである場合、重合されたエチレンの最高含有率が約10%であり、該オレフィンがC4-C10 α- オレフィンである場合、重合されたα- オレフィンの最高含有率が約20%であり;エチレン含有率が20〜70%であるエチレン-プロピレンコポリマーゴム、又はジエン含有率が2〜8%かつエチレン含有率が20〜70%であるエチレン-プロピレン-非共役ジエンモノマーゴムを5〜60%含むことで、衝撃強さが改善される;(6) 実質的に下記成分から成る、熱可塑性オレフィン:(a) イソタクチック指数が90%以上であるプロピレンホモポリマー;もしくはプロピレン含有率が85%以上、かつイソタクチック指数が85%以上である、エチレン及び/又はC4-C8 α-オレフィンの結晶性プロピレンコポリマーを10〜60%;(b) 任意に少量のジエンを含む、非晶性エチレン-プロピレンコポリマー画分を30〜60%;これは、室温でキシレンに可溶性であり、エチレンを40〜70%含む;及び、(c) 室温ではキシレンに不溶性であり、エチレンを50%以上含む、半結晶性エチレン-プロピレンコポリマーを8〜40%。
IPC (4):
C08L 23/12 LCD
, C08L 23/04 LCE
, C08L 23/14
, C08L 23/16
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