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J-GLOBAL ID:200903043347300302

スラブの連続鋳造方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 潮谷 奈津夫
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1996007735
Publication number (International publication number):1997192801
Application date: Jan. 19, 1996
Publication date: Jul. 29, 1997
Summary:
【要約】【課題】 タンディッシュから鋳型内に供給される溶鋼の量を調節する制御装置の精度や、ピンチロールによる溶鋼の引抜き速度の時間的ゆらぎ等の外乱を受けることなく、連続鋳造時における湯面直下の溶鋼流速を精度高く推定し、これを適正範囲に維持して、表面欠陥の少ない品質の優れたスラブを連続鋳造する。【解決手段】 浸漬ノズルからの溶鋼吐出流が鋳型短辺に衝突して生成する溶鋼上昇流の運動量指数(F値)を、溶鋼の密度および流量、溶鋼吐出流が鋳型短辺に衝突する速度および角度、鋳型短辺衝突位置から湯面までの距離等によって所定の式により算出し、算出された運動量指数(F値)によって鋳型内の湯面直下溶鋼流速を求め、リニア移動磁場型電磁攪拌装置により鋳型内の溶鋼に印加される磁束密度を所定の式に基づいて決定し、これによって、湯面直下溶鋼流速を所望の値になるように制御する。
Claim (excerpt):
鋳型内に、その幅方向中心部に設けられた浸漬ノズルを通って注入された溶鋼に対し、鋳型長辺に沿いその外側に設けられたリニア移動磁場型電磁攪拌装置により、鋳型短辺から鋳型幅方向中心に向かう流れを付与して、前記浸漬ノズルからの溶鋼吐出流を減速し、このようにして、前記鋳型内における溶鋼の流動を制御しながら、前記溶鋼をスラブに連続鋳造する方法において、前記浸漬ノズルからの溶鋼吐出流が前記鋳型短辺に衝突して生成する、湯面に向けた溶鋼上昇流の運動量指数(F値)を、下記(1)式によって算出し、F=ρQV(1-sinθ)/(4D)・・・・(1)但し、ρ:溶鋼密度(Kg/m3)Q:溶鋼流量(m3/ 秒)V:溶鋼吐出流が鋳型短辺に衝突する速度(m/秒)θ:溶鋼吐出流が鋳型短辺に衝突する角度(deg)D:鋳型短辺衝突位置から湯面までの距離(m)算出された前記運動量指数(F値)によって、前記鋳型内の湯面直下溶鋼流速を求め、そして、前記リニア移動磁場型電磁攪拌装置により前記鋳型内の溶鋼に印加される磁束密度を下記(2)式に基づいて決定し、これによって、前記湯面直下溶鋼流速を所望の値となるように制御することを特徴とする、スラブの連続鋳造方法。 Rv=1-βB4 /U0 ・・・・・・・・・・・・(2)但し、Rv:鋳型短辺から浸漬ノズルに向けた湯面直下溶鋼流速を正とし、浸漬ノズルから鋳型短辺に向けた湯面直下溶鋼流速を負とし、リニア移動磁場型電磁攪拌装置を運転しないで鋳造したときの鋳型幅方向の湯面直下溶鋼流速を分母とし、リニア移動磁場型電磁攪拌装置を磁束密度Bで運転したときの湯面直下溶鋼流速を分子とした比。β:係数B:リニア移動磁場型電磁攪拌装置の発生する磁束密度(テスラ)U0 :浸漬ノズル吐出口からの溶鋼吐出流の線速度(m/秒)
IPC (3):
B22D 11/10 350 ,  B22D 11/10 ,  B22D 11/16 104
FI (3):
B22D 11/10 350 B ,  B22D 11/10 G ,  B22D 11/16 104 D

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