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J-GLOBAL ID:200903044284084856

冷凍保存およびその後の移植のための器官の準備方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 青山 葆 (外1名)
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):1996508140
Publication number (International publication number):1998504568
Application date: Aug. 11, 1995
Publication date: May. 06, 1998
Summary:
【要約】本発明は、器官及び組織の灌流の技術分野に関するものである。より詳しくは、本発明は、ガラス化可能な濃度の低温保護剤の導入により、低温保存用の腎臓及び肝臓などといった器官を準備するための方法に関するものである。低温保存用の器官を準備するために、ドナーたる人間又は動物は、通常の手法で処理され、そしてイロプロスト、又はその他の血管拡張薬及び/又は変換成長因子β1を用いて処理されることもできる。選択的に又は付加的に、低温保存されるべき器官においては、イロプロスト又はその他の血管拡張薬及び/又は変換成長因子β1が直接動脈に施されることができる。本発明はまた、低分子量の浸透緩衝薬剤(ラフィノース、サッカロース、マンニトールなど)、中分子量の浸透緩衝薬剤(600〜2,000付近の中分子量の薬剤など)、及び高分子量の浸透緩衝薬剤(ヒドロキシエチルでんぷん)で低温保護剤を除去する方法を用いて移植用の器官を準備する手法に関するものである。本発明はまた、変換成長因子β1、N-アセチルシステイン及び金チオグルコースなどを用いた新規な移植後処理にも向けられている。
Claim (excerpt):
低温保存用の生物の器官を準備する方法であって、 (a)その濃度が予め設定された第1の濃度まで徐々に増加する低温保護剤溶液で上記器官を灌流する一方、これと同時に上記器官の温度を低下させ、 (b)上記低温保護剤の上記濃度を、上記器官の略浸透平衡が起こるのを可能にするのに十分な時間維持し、そして (c)上記溶液の低温保護剤濃度を、予め設定されたより高い第2の濃度まで増加させ、そして上記溶液の低温保護剤濃度を、上記器官の略浸透平衡が起こるのを可能するのに十分な時間上記第2の濃度に維持するようにした方法。
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (4)
  • 特開昭58-213701
  • 特開昭59-184101
  • 特開昭58-213701
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