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J-GLOBAL ID:200903044814147668

陽イオンプロセスにより架橋できるシリコーンをベースとした歯科用組成物

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 倉内 基弘 (外1名)
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):2000573329
Publication number (International publication number):2002526391
Application date: Oct. 01, 1999
Publication date: Aug. 20, 2002
Summary:
【要約】本発明は歯科用組成物に関する。該組成物は、(1)陽イオンプロセスにより架橋でき及び(又は)重合できるシリコーン、(2)有効量の少なくとも1種の硼酸オニウム塩のような開始剤、(3)少なくとも1種の光増感剤及び(4)組成物の総重量に対して少なくとも10重量%の割合で存在する歯科用充填剤を含む。該組成物は、歯の補綴物を製作するのに又歯の修復のために有用である。
Claim (excerpt):
次の成分:(1)室温で液状であるか又は100°C以下の温度で熱溶融性である少なくとも1種の架橋性及び(又は)重合性のシリコーンオリゴマー又は重合体であって、次式(FS):【化1】(ここで、 a=0、1又は2、 R0は同一でも異なっていてもよく、アルキル、シクロアルキル、アリール、ビニル、ヒドロゲノ又はアルコキシ基、好ましくはC1〜C6低級アルキル基を表わし、 Zは同一でも異なっていてもよく、少なくとも1個の反応性エポキシ及び(又は)アルケニルエーテル及び(又は)オキセタン及び(又は)ジオキソラン及び(又は)カーボネート官能基を含む有機置換基である)の少なくとも1個の単位と少なくとも2個の珪素原子とを含むもの、(2)置換又は非置換の1個以上の芳香族核を持つ少なくとも1種の芳香族炭化水素光増感剤であって、200〜500nmの残留吸光を有するもの、(3)少なくとも10重量%(組成物の全重量に対して)の割合で存在する少なくとも1種の歯科用充填剤、及び(4)有効量の少なくとも1種の硼酸塩型光開始剤を含み、該光開始剤は、該硼酸塩の陽イオン部分が*次式(I): [(R1)n-A-(R2)m]+(この式で、 Aは第15〜17族の元素、例えば、I、S、Se、P又はNを表わし、 R1は炭素環式又は複素環式C6〜C20アリール基を表わし、該複素環式基は複素元素として窒素又は硫黄を含有することができ、 R2はR1を或いは線状又は分岐状のC1〜C30アルキル又はアルケニル基を表わし、該R1及びR2基はC1〜C25アルコキシ、C1〜C25アルキル、ニトロ、クロル、ブロム、シアノ、カルボキシル、エステル又はメルカプト基により置換されていてよく、 nは1〜v+1(vは元素Aの原子価である)の範囲の整数であり、 mは0〜v-1の範囲の整数であり、ただし、n+m=v+1)のオニウム塩及び*次式(III): (L1L2L3M)+q(この式で、 Mは第4〜10族の金属元素、特に、鉄、マンガン、クロム又はコバルトを表わし、 L1はπ電子によって金属Mに結合された1個の配位子を表わし、この配位子はη3-アルキル、η5-シクロペンタジエニル及びη7-シクロヘプタトリエニル配位子並びに置換されていてよいη6-ベンゼン及び2〜4個の縮合環(それぞれの環は3〜8個のπ電子によって金属Mの原子価層に寄与できる)を有する化合物から選択されるη6-芳香族化合物配位子から選択され、 L2はπ電子によって金属Mに結合された配位子を表わし、この配位子はη7-シクロヘプタトリエニル配位子並びに置換されていてよいη6-ベンゼン及び2〜4個の縮合環(それぞれの環は6又は7個のπ電子によって金属Mの原子価層に寄与できる)を有する化合物から選択されるη6-芳香族化合物配位子から選択され、 L3はσ電子によって金属Mに結合された同一又は異なった0〜3個の配位子を表わし、該配位子はCO及びNO2+から選択され、 L1、L2及びL3が寄与する錯体の全電荷q並びに金属Mのイオン電荷は陽性であり、1又は2に等しい)の有機金属塩から選択され、且つ、該硼酸塩の硼酸陰イオンの部分が次式: [BXaRb]-(この式で、 a及びbは、aについては0〜3,bについては1〜4の範囲の整数であり、ただし、a+b=4、 記号Xは・ハロゲン原子(塩素、弗素)(a=0〜3で)又は・OH官能基(a=0〜2で)を表わし、 記号Rは同一でも異なっていてもよく、・少なくとも1個以上の電子吸引基、例えば、OCF3、CF3、NO2、CNにより及び(又は)少なくとも2個のハロゲン原子(特に、弗素)により置換されたフェニル基(これは、陽イオン部分が第15〜17族の元素のオニウムであるときである)、・少なくとも1個の元素又は1個の電子吸引基、特に、ハロゲン原子(特に、弗素)、CF3、OCF3、NO2、CNにより置換されたフェニル基(これは、陽イオン部分が第4〜10族の元素の有機金属錯体であるときである)、又は・少なくとも2個の芳香族核を含有するアリール基、例えば、ビフェニル、ナフチル基(これらの基は、陽イオン部分に関係なく、少なくとも1個の電子吸引基又は元素、特にハロゲン原子(特に弗素を含めて)、OCF3、CF3、NO2、CNにより置換されていてよい)を表わす)を有するようなものから選択される、歯科用組成物。
IPC (5):
A61K 6/093 ,  C08F299/08 ,  C08G 59/30 ,  C08G 65/336 ,  C08G 77/38
FI (5):
A61K 6/093 ,  C08F299/08 ,  C08G 59/30 ,  C08G 65/336 ,  C08G 77/38
F-Term (38):
4C089AA02 ,  4C089BA12 ,  4C089BA13 ,  4C089BC02 ,  4C089BC03 ,  4C089BE11 ,  4J005AA02 ,  4J005AA07 ,  4J005AA09 ,  4J005BA00 ,  4J005BD08 ,  4J027AF04 ,  4J027CA10 ,  4J027CA36 ,  4J027CB10 ,  4J027CC02 ,  4J027CC05 ,  4J027CD07 ,  4J035BA01 ,  4J035CA01U ,  4J035CA03U ,  4J035CA07M ,  4J035CA11U ,  4J035CA13U ,  4J035FB05 ,  4J035FB07 ,  4J035LB14 ,  4J036AA01 ,  4J036AJ21 ,  4J036AK14 ,  4J036FA03 ,  4J036FA05 ,  4J036FB03 ,  4J036GA01 ,  4J036GA06 ,  4J036GA26 ,  4J036HA02 ,  4J036JA15
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (4)
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