Pat
J-GLOBAL ID:200903044889765278

哺乳類細胞内の特定部位に相同組換えによって遺伝子を組み込む方法とそれを実施するためのベクター

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 青山 葆 (外1名)
Gazette classification:公表公報
Application number (International application number):1998540539
Publication number (International publication number):2001516221
Application date: Mar. 09, 1998
Publication date: Sep. 25, 2001
Summary:
【要約】相同組換えにより哺乳類細胞の標的部位における所望のDNAの部位特異的組込みを達成する方法が記述されている。この方法では、マーカープラスミドで予め標識された所定の転写活性部位に所望のDNAが組み込まれた細胞株の再現性ある選択が可能である。本方法は高レベルの哺乳類タンパク質(具体的には免疫グロブリン)を分泌する哺乳類細胞株の作出にとりわけ適している。本クローニング法で使用されるベクターとベクターの組合せも提供される。
Claim (excerpt):
哺乳類細胞のゲノム中の標的部位に所望のDNAを挿入する方法であって、次の各段階を含む方法:(i)哺乳類細胞を次の各配列を含む第一プラスミド(「マーカープラスミド」)でトランスフェクション又は形質転換し: (a)哺乳類細胞ゲノムに組み込まれた時に相同組換え用のユニーク部位を提供する、哺乳類細胞ゲノムに対して非相同的なDNAの領域; (b)第一選択可能マーカータンパク質の一部をコードするDNA断片;及び (c)マーカープラスミドがうまく組み込まれている哺乳類細胞の選択に備えた少なくとも一つの他の選択可能マーカーDNA;(ii)そのゲノムに組込まれたマーカープラスミドを含有する細胞を選択し;(iii)選択したその細胞を次の各配列を含む第二プラスミド(「ターゲットプラスミド」)でトランスフェクション又は形質転換し: (a)マーカープラスミド中のユニーク領域と同一であるか、若しくはそのDNAの領域が相同組換えにより該DNAと組換えを起こしうるほど十分に相同であるDNAの領域; (b)マーカープラスミドに含まれるものと同じ選択可能マーカーの一部をコードするDNA断片(ここに、該DNAによってコードされる活性な選択可能マーカータンパク質は、該断片がマーカープラスミドに含まれる該選択可能マーカーDNAの断片と共同して発現される場合にのみ産生される);(iv)第一選択可能マーカータンパク質の発現についてスクリーニングすることにより、標的部位に組み込まれたターゲットプラスミドを含有する細胞を選択する。
IPC (2):
C12N 15/09 ZNA ,  C12N 5/10
FI (2):
C12N 15/00 ZNA A ,  C12N 5/00 B
Patent cited by the Patent:
Cited by examiner (1)
Article cited by the Patent:
Cited by examiner (2)
  • Cell, 1996, vol.44, p.419-428
  • ACS symposium series: Antibody expression and engineering, 1995, vol.604, p.27-40

Return to Previous Page