Pat
J-GLOBAL ID:200903045512571696

表面性状とリジング性および加工性に優れたフエライト系ステンレス鋼板の製造方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 和田 憲治
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1992248865
Publication number (International publication number):1994073458
Application date: Aug. 26, 1992
Publication date: Mar. 15, 1994
Summary:
【要約】【目的】 表面性状とリジング性および加工性に優れたフエライト系ステンレス鋼板を得る。【構成】 熱間加工温度域でフエライト+オーステナイトの2相組織を呈し,本文記載の(1) に従うγmaxが10以上35未満の化学成分バランスを有し且つB(ほう素)を含有するフエライト系ステンレス鋼のスラブを製造し, これを1150〜1250°Cに加熱して粗熱間圧延を開始し,仕上圧延出側温度が860°C以上かつ仕上圧延出側速度が7.0m/s以上で仕上熱間圧延を終了し,650°C以上 900°C以下で巻取り, その後, 冷間圧延および再結晶焼鈍を行なう。【効果】 B含有によって粒状かつ分散化したオーステナイト相がフエライト相と共存した状態で高速・高温熱延されることから, フエライト相の細分化,ひずみ蓄積が促進され, その結果, 良好な表面性状および高い生産性を確保しながらリジング性および加工性に優れたフエライト系ステンレス鋼板が得られる。
Claim (excerpt):
熱間加工温度域でフエライト+オーステナイトの2相組織を呈するフエライト系ステンレス鋼を,粗熱間圧延および仕上熱間圧延を経て熱延鋼帯となし,冷間圧延と焼鈍を組み合わせて冷延鋼板または鋼帯を製造するさいに,下記の(1)式で示されるγmax (ただし, 式中の成分のうち鋼中に含有されない成分は0%として計算する)が10以上で35未満となるように化学成分をバランスさせ且つ0.0010〜0.0300%のB(ほう素)を含有したフエライト系ステンレス鋼のスラブを製造し,このスラブを1150〜1250°Cに加熱して粗熱間圧延を開始し,仕上圧延出側速度が 7.0 m/s以上でかつ仕上圧延出側温度が 860°C以上で仕上熱間圧延を終了し,650°C以上 900°C以下で巻き取り,中間焼鈍を施すことなく目標板厚まで冷間圧延を行い, 次いで再結晶焼鈍することを特徴とする表面性状とリジング性および加工性に優れたフエライト系ステンレス鋼板の製造法。 γmax =420(%C)+470(%N)+23(%Ni)+7(%Mn)-11.5(%Cr) -11.5(%Si)-23(%V)-49(%Ti)-50(%Nb)-50(%Zr) +189 ・・(1)
IPC (4):
C21D 9/46 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/00 302 ,  C22C 38/54
Patent cited by the Patent:
Cited by applicant (4)
  • 特開昭57-070225
  • 特開平2-290917
  • 特開昭62-010218
Show all

Return to Previous Page