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J-GLOBAL ID:200903047041269571
核融合を利用した放射性廃棄物の消滅処理方法
Inventor:
,
Applicant, Patent owner:
Agent (1):
尾股 行雄
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1994029210
Publication number (International publication number):1995239397
Application date: Feb. 28, 1994
Publication date: Sep. 12, 1995
Summary:
【要約】【目的】ミューオン触媒核融合で生成される14MeV中性子を用いて核分裂生成物(FP)及び超ウラン元素(TRU)を含む放射性廃棄物を効率よく消滅処理することができ、しかも必要となる膨大なエネルギーの負担を軽減できる消滅処理方法を提供する。【構成】D-Tガスを高圧充填したシリンダ状のガスターゲットの外周に、90Srを含む第1FPセル、TRUを含むTRUセル、99Tcを含む第2FPセルを順次配設し、第2FPセルの周囲にD2Oを減速材として充填して消滅炉を構成する。ガスターゲットにミューオンを照射しミューオン触媒核融合で14MeV中性子を発生させ、この中性子により第1FPセル内の90Srを消滅処理する。次に、第1FPセルからの中性子によりTRUセル内のTRUを核分裂反応で消滅処理し、さらにTRUセルから漏れ出てD2O減速体により熱化された中性子により第2FPセル内の99Tcを消滅処理する。TRUの核分裂反応による熱エネルギーを電気エネルギーに変換して、ミューオン生成に要する電気エネルギー供給源として使用する。
Claim (excerpt):
重陽子加速器からの高エネルギー重陽子ビームをベリリウムターゲットに照射して生成させた負パイオンの自然崩壊によりミューオンを生成させ;ジュウテリウムとトリチウムの高圧混合ガスを含むシリンダ状のガスターゲットの周囲に、90Srまたは137Csから選ばれる放射性第1核分裂生成物を含む第1核分裂生成物セルを配設し、第1核分裂生成物セルの周囲に超ウラン元素を含む超ウラン元素セルを配設し、超ウラン元素セルの周囲に6LiAlを含む6Li内側セルを配設し、6Li内側セルの周囲に93Zr,99Tc,129Iまたは135Csから選ばれる放射性第2核分裂生成物を含む第2核分裂生成物セルを配設し、第2核分裂生成物セルの周囲に減速材充填部を設けてD2Oを減速材として充填し、減速材充填部の周囲を6LiAlを含む6Li外側セルで包囲してなる消滅炉の前記ガスターゲットに、前記ミューオンを照射することによってガスターゲット内でミューオン触媒核融合反応を起させて14MeVの中性子を発生させ;この14MeVの中性子によって第1核分裂生成物セル内の第1核分裂生成物を(n,2n)反応により消滅処理し、第1核分裂生成物セルから漏れ出た中性子によって超ウラン元素セル内の超ウラン元素を核分裂反応(n,f)により消滅処理し、超ウラン元素セルから漏れ出てD2O減速材により熱化された中性子によって第2核分裂生成物セル内の第2核分裂生成物を中性子捕獲反応(n,γ)により消滅処理し;前記超ウラン元素の核分裂反応により生成した熱エネルギーを電気エネルギーに変換して前記重陽子加速器の電気エネルギー供給源として使用する;ことを特徴とする核融合を利用した放射性廃棄物の消滅処理方法。
IPC (3):
G21F 9/00
, G21G 1/10
, G21G 4/02
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