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J-GLOBAL ID:200903047989978502

多折れ線型減衰係数を持つ制震構造物用高減衰装置

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 久門 知 (外1名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1992162923
Publication number (International publication number):1994002450
Application date: Jun. 22, 1992
Publication date: Jan. 11, 1994
Summary:
【要約】【目的】 受動型の制震構造物を実現するためのコンパクトで、減衰性能が高く、さらに安全性に優れた高減衰装置を提供する。【構成】 シリンダー形式のダンパーであり、構造物の柱梁架構内に設置する。第1調圧弁17a、17b、第2調圧弁27a、27b、及びリリーフ弁29a、29bをピストン12を貫通する流路に並列に設け、作動媒体としての油が直接、反対側の油圧室14a(または14b)へ流れる構造とする。風外力に対しては、第1調圧弁17a、17bが作動し、風外力による応答を低減するための最適減衰係数ca を与える。風外力以上の振動レベルを与える地震動に対しては、第2調圧弁27a、27bが開き、地震動による応答を低減するための最適減衰係数cb を与える。装置の許容耐力を越える荷重を生ずる地震動に対しては、リリーフ弁29a、29bが開き、高減衰装置10の減衰係数を減少させる。
Claim (excerpt):
シリンダー本体と、前記シリンダー本体内を移動するピストンと、前記シリンダー本体の一端から出入するピストンロッドと、前記ピストンの両側に形成された油圧室と、前記ピストンを貫通して前記両油圧室を連通させる複数の流路と、前記両油圧室を連結するバイパスに設けたアキュムレーターと、前記バイパスの前記油圧室のそれぞれと前記アキュムレーターとの間に設けられ、前記油圧室からの油の流出を阻止するための一対のチェック弁と、前記バイパスに前記各チェック弁と並列に設けたオリフィスとを有し、前記ピストンを貫通する前記複数の流路に、前記両油圧室の一方から他方へ向かう各方向の第1調圧弁と、各方向の第2調圧弁と、各方向のリリーフ弁とを並列に分散配置してなり、前記第1調圧弁は前記第2調圧弁及び前記リリーフ弁が閉じた状態で、所定の減衰係数c<SB>a </SB>を与え、前記第2調圧弁は所定の第1の油圧によって開き、前記第1調整圧弁とともに所定の減衰係数c<SB>b </SB>(c<SB>b </SB><c<SB>a </SB>)を与え、前記リリーフ弁は前記第1の油圧より大きい所定の第2の油圧によって開き、装置の減衰係数を減少させるよう設定したことを特徴とする多折れ線型減衰係数を持つ制震構造物用高減衰装置。
IPC (4):
E04H 9/02 311 ,  F16F 9/20 ,  F16F 9/34 ,  F16F 15/02

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