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J-GLOBAL ID:200903049052502548

クロム残留物の解毒と総合利用のための再焼成及び抽出方法

Inventor:
Applicant, Patent owner:
Agent (1): 薬師 稔 (外1名)
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1992115155
Publication number (International publication number):1994296955
Application date: Apr. 09, 1992
Publication date: Oct. 25, 1994
Summary:
【要約】【目的】クロム残留物を徹底的に解毒すると共にCr2 O3 を十分に回収し、水溶性Cr+6を除去可能とすることにより、重要な工業用原料を得ると共に環境保護を図り、経済的な利益を上げることができるクロム残留物の解毒及び総合利用のための再焼成及び抽出方法を提供する。【構成】有毒のクロム残留物に少量の粉クロム鉱石、ソーダ灰あるいは適量の粉コークスを加え、再焼成装置内で焼成をする。焼成温度は1000°C〜1200°Cで、焼成時間は30〜60分間である。再焼成した熟成材料を水で抽出して、クロム酸ナトリウムを含む抽出液を得る。その抽出液は、酸化クロム、塩基性硫酸クロムまたは中黄鉛を作り出すことに使う。抽出残留物は粉鉄鉱石、コークスと一緒に高温焼結をして、塊状の自熔性焼結鉄に焼成する。またロー・クロム鋳鉄も得る。
Claim (excerpt):
(1)クロム残留物:粉クロム鉱石:ソーダ灰:粉コークス=1:0.1〜0.25:0.1〜0.25:0〜0.16(wt)の割合で材料を配合し、水を加えて十分混合させてから、再焼成炉内で焼成すること(使用するクロム残留物は予め乾燥させられ、80〜100メッシュまで砕かれているものが使用される)、(2)炉内の温度を1000°〜1200°Cまで高め、焼成時間を30〜60分間とし、再焼成した熟成材料を形成すること、(3)前記熟成材料に水を注ぎ、その中のNa2 CrO4 を抽出すること、(4)抽出液に粉イオウまたは硫化ナトリウムを加え、スチームで100°Cまで加熱をし、これにより水酸化クロム沈殿物を得、それをさらに分離させてから、溶鉱炉内で1200°Cの高温下で焼成し、酸化クロムとすること、を特徴とするクロム残留物の解毒と総合利用のための再焼成及び抽出方法。
IPC (5):
B09B 3/00 303 ,  B09B 3/00 ZAB ,  B09B 3/00 304 ,  A62D 3/00 ZAB ,  C22B 34/32

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