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J-GLOBAL ID:200903049460766090
エチレン共重合体の製造方法
Inventor:
,
Applicant, Patent owner:
Agent (1):
小田島 平吉
Gazette classification:公開公報
Application number (International application number):1996148392
Publication number (International publication number):1997309926
Application date: May. 17, 1996
Publication date: Dec. 02, 1997
Summary:
【要約】 (修正有)【課題】 エチレンコポリマーの製造方法の提供。【解決手段】 エチレンと、式H2C=CHR[式中、Rはアルキル基またはアリール基である]で表される化合物およびジエンから選択される少なくとも1種のコモノマーを、遷移金属化合物と活性化剤を含む固体状触媒系の存在下、スラリー重合方法で共重合させる。コポリマーは、0.870から0.980の密度を有し、3から10の分子量分布(Mw/Mn)を示し、分子量分布において、1つの観点でコポリマー画分の分子量が低くなればなるほどそのコポリマー画分のコモノマー含有量が低くなりそして別の観点でコポリマー画分の分子量が高くなればなるほどそのコポリマー画分のコモノマー含有量が高くなる、GPC/FT-IR特徴およびCFC特徴(これらは両方ともコモノマー含有量分布を定義する)を示し、高い衝撃強度と優れたESCR特性を示す。
Claim (excerpt):
エチレンと式H2C=CHR[式中、Rは線状、分枝または環状のC1-C18アルキル基またはC6-C20アリール基である]で表される化合物および線状、分枝または環状のC4-C20ジエンから成る群から選択される少なくとも1種のコモノマーとのコポリマーを含んでいて下記の特性(1)から(5)を有するエチレンコポリマー、即ち(1)密度d(g/cm3)が0.870から0.980であり、(2)Mw/Mnが3から10であるが、ここで、MwおよびMnは、それぞれ、両方ともゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)で測定した時の重量平均分子量および数平均分子量であり、(3)式(I):【数1】[式中、Mtは、分子量分布プロファイル上の分子量で表される1地点であって、上記プロファイルが最大強度のピークを示す地点であり、そしてMcは、上記分子量分布プロファイル上の分子量で表される任意点であり、ここで、上記分子量分布プロファイルは、上記エチレンコポリマーにゲル浸透クロマトグラフィー/フーリエ変換赤外分光測定(GPC/FT-IR)を受けさせることでコモノマー含有量分布プロファイルと一緒に得られるプロファイルである]で定義される、上記エチレンコポリマーの分子量で表される範囲内において、上記コモノマー含有量分布プロファイルから最小自乗方法で得られるほぼ真っすぐな線が、式(II):【数2】[式中、Mc1およびMc2は、式(I)を満足させる分子量で表される2つの異なる任意点(Mc)であり、そしてC(Mc1)およびC(Mc2)は、それぞれ、上記ほぼ真っすぐな線上のMc1およびMc2に相当するコモノマー含有量である]で定義される範囲内の傾きを有し、(4)上記エチレンコポリマーの交差分別クロマトグラフィー(CFC)において、最大抽出量を示す第一温度と上記第一温度より10°C高い第二温度の間の範囲内に在る任意温度T(°C)における抽出に関して、上記任意温度T(°C)と、上記任意温度T(°C)で抽出されるコポリマー画分が示す分子量分布プロファイル上の分子量で表される1地点であって該コポリマー画分の上記分子量分布プロファイルが最大強度のピークを示す分子量で表される地点と、の間の関係を最小自乗方法で処理してほぼ真っすぐな線を得る時、このほぼ真っすぐな線が、式(III):【数3】[式中、T1およびT2は、上記第一温度と上記第二温度の間の範囲内に在る2つの異なる任意抽出温度T(°C)であり、そしてMp(T1)およびMp(T2)は、それぞれ、上記ほぼ真っすぐな線上のT1およびT2に相当する分子量である]で定義される範囲内の傾きを有し、そして(5)上記エチレンコポリマーをCFCで測定した時、この上で定義した如き上記第一温度より少なくとも10°C低い温度で抽出されるコポリマー画分の個々の量の合計が、パージを除き、CFCにおける抽出温度の全範囲の温度で抽出されるコポリマー画分の全量を基準にして8重量%またはそれ以下であるような特性を示す、エチレンコポリマーを製造する方法であって、上記エチレンと上記コモノマーを、支持体と遷移金属化合物とこの遷移金属化合物を触媒活性遷移金属錯体に変換する能力を有する活性化剤を含む固体状触媒系の存在下、スラリー重合で共重合させることを含む方法。
IPC (2):
C08F210/02 MSU
, C08F 4/643 MFG
FI (2):
C08F210/02 MSU
, C08F 4/643 MFG
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